会場では、レオナルドが手書きノートに書き残した様々なスケッチをもとに再現した模型も展示されている。例えばこちらは会場で展示されているものとは違うヴァージョンの「パドルボート」のスケッチ。
会場に展示されているパドルボートは、クランクを手で回すことで船の水車を回す仕組みになっているが、このパドルボートは、木で出来たペダルを足で交互に踏むことで水車を回転させる。中央の歯車機構が、ペダルの往復運動を回転運動に変換するように出来ており、手で回すよりも楽に船を進めることが出来る。

アトランティコ手稿f.945r_パドルボート
このスケッチだけではその動きをイメージすることが難しいかもしれないので、ぜひ会場の展示模型を見て、レオナルドのエンジニアとしての発想を体感して欲しい。
>>> 四日市市立博物館のホームページ
こちらの3DCGでもパドルボートの動きを見ることが出来る。
>>> レオナルド・ダ・ヴィンチ アトランティコ手稿 CD-ROM