スカラはイタリア文化省やニューヨークのメトロポリタン美術館のオフィシャル・エージェントであり、ニューヨークのMoMAや、パリのケ・ブランリー美術館、ベルリンのプロイセン文化財団等のアーカイブとも提携している世界的な組織だ。

ミラノのアンブロジアーナ図書館所蔵のアトランティコ手稿は、デッサンと注釈から成る手稿集で、内容は、数学、幾何学、天文学、植物学、動物学、土木工学、軍事技術その他多岐にわたる。現在は、25.6in.×17.3in./65cm×44cmの別紙上に貼られた1119紙葉が、革装の12巻にまとめられている。推定年代は1478年~1518年。
スカラのサイトでは、このアトランティコ手稿の1108に及ぶ画像を閲覧できる。日本では一部の大学図書館の貴重本室等でしかお目にかかれない、レオナルドの手書きノートを鑑賞することが可能となった
ただし画像は小さく、高解像度画像データについては有償となる。
ファクシミリ版(本物そっくりのレプリカ)を入手するとなると高級車が買えるくらいの値段なので、この画像データベースを観る価値はあると思う。
>>> スカラ・アーカイブスのサイト

アトランティコ手稿の表紙