自我にとっては、その自己報酬機構を放棄するのは損失に思える

自我にとっては、その自己報酬機構を放棄するのは損失に思える。自我は神を信頼しておらず、従って、養育、生存、楽しみのために頼れるのは自身しかいないと考える。自我は自身のメカニズムを信頼しており、神にではない。自我はこの誤りのために責められることはない。比較のための経験的土台を持っていないからだ。自我が持つ唯一の脱出口は、よりよい方法があると信じることと共にある。固有のごまかしと、幸福達成の失敗と共に、マインドが幻想から解かれ始めた時、霊的真実を聞き、それを求め始める。痛みから絞り出していた気味の悪い満足は、喜びのみすぼらしい代替物であったと、自我はついに実感する。

　ー　デヴィッド・ホーキンズ博士「自我を溶解し、自己に目覚める」
　　　第一章：自我の本質　より

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