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映画ライターもどきの本音ブログ

映画ライターをしている20代後半の男です。好き勝手感想を書くために始めました。

 

【監督】
安里麻里
【原作】
大石圭「アンダー・ユア・ベッド」(KADOKAWAホラー文庫)
【キャスト】
高良健吾、西川可奈子、安部賢一、三河悠冴、三宅亮輔

【あらすじ】

三井直人(高良健吾)は、今から11年前、大学の講義中に「三井くん」と名前を呼んでくれた佐々木千尋(西川可奈子)のことをふいに思い出した。講義後に千尋を喫茶店に誘い、彼女が好きだというマンデリンのコーヒーを飲み、飼育しているグッピーを分けてあげる話をしたのだった。三井は人生で唯一幸せだったこの時を思い出し、“もう一度名前を呼ばれたい”一心で、現在の彼女の自宅を探し出し、近くにいられるよう引っ越し、観賞魚店をオープンさせた。しかし、目の前に現れた千尋にあの日のキラキラとした眩しい面影はなく、今にも消え入りそうな虚ろな表情の変わり果てた姿に。数日後、千尋が店に来店するも、当然三井のことは覚えてはいないが、“グッピーを飼育する”という絶好の機会を得ることができ、その日以降無断で千尋の家の合鍵を作り、留守を見計らい定期的に潜入し、寝室のベッドに盗聴器を仕掛け盗聴、窓越しに望遠レンズで盗撮し毎日近くから監視する毎日が始まった。だが、見えてきたものは、夫・浜崎健太郎(安部賢一)から激しいDVを受ける凄惨な姿であった…

 

公式サイトより

 

 

 

64点

 

この映画はサスペンスとかホラーとか、許されないことをしている孤独な男の物語だとか、シリアスなものとしてみてはいけないと思う。シリアスな笑いを追及したコメディでしょこれは笑

真面目に見てると、ん?、となる描写のオンパレード。

まず主人公の三井が得体の知れない奴ではなく、昔から孤独だったとモノローグと回想付きでベラベラ語ってくれるし、顔が高良健吾だし、全然不気味でもなんでもない。

三井がベッドの下に潜んでるファーストカットも笑ってしまった。ポスターはイメージ画像ではなかったのか笑

あいつは家に潜んでいる間何をしていたのか、飯は何を食っていたのか、排泄はどうしていたのか、経営している観賞魚店はどうしていたのか、あまりにもリアリティがない。

ベッドの下なんて定期的に掃除機かけるし、あの部屋で床に叩きつけられたりしてるわけだからそん時にヒロイン側が気づくでしょ。


そもそも三井と千尋の出会いの授業の描写からしてなんかおかしいし。第二外国語の授業っぽかったけど、指名する形式の授業をあんな広い教室でやらないだろ。高良健吾の返答だって聞こえないだろうし。

一人暮らしの大学生がグッピーをやり取りするのだってリアリティない。

それに千尋と出会ってもう一度会いたくなって興信所に頼むまでの間の11年間三井は何をしていたんだ。

観賞魚店なんて開くのかなり大変だろうし、たまたま好きな人が現在住んでる場所の目の前のテナント借りれるなんてどんな資金力と運なんだ笑。

おまけにあの店どう見ても繁盛してないし、まず店長が碌に店頭に立ってない上に他の従業員もいないし。

ヒロイン側もあんないい家に住んでる割にはお風呂が外から覗かれる可能性がある位置にあるのも?ってなる。

そしてなんで千尋はあんな男と結婚したのか。DV夫と別れられない人がいるのって殴った後に急に気弱になって謝ったりしてくるから、この人には私が必要って依存するってイメージだったんだが、あいつひたすら暴力とレイプだけでアメの要素が皆無だからそこもリアリティ感じられず。

そして旦那がステレオタイプな極悪野郎過ぎるから三井が許されないことをしているという倫理的揺さぶりは出来ておらず、むしろ早く助けてやれという感情しか湧かない。あいつの罪は中々救済に踏み出せなかったことぐらい。

ていうかラストも殺さなくても盗聴データ警察に出せば良かったのに笑

その他の疑問でピラルクを買いに来ていた常連の存在が謎。そしてなぜ勝手に別の事件を起こしていたのか。主人公の合わせ鏡的な存在みたいに見せようとしてたけどもだいぶ違う気がする。

あと旦那はなぜ逃げた先のホテルがわかったのか、そして終盤は赤ん坊の存在が無視されていたけれども無事なのか、色々気になる。

と、まあツッコミたい部分だらけなんだけど、コメディとして見れば楽しい。

音楽が内省的でシリアスだけどそれも込みでギャグでしょ。

アルバムの写真に載ってなかったくだりとか、親ですら気づかなかったってナレーションが入るあたりかなり笑えた。

上記のツッコミもギャグとして見てれば受け入れられる笑

ピラルクが煮えてたんだよ〜ってセリフも爆笑。


また来るからね、で高良がニヤって笑って去ってくところもいいね笑

西川さんは若き日との演じ分けが見事だし脱ぎっぷりも最高。

彼女側のナレーションが入る時に身の回りに変なことが起きるのを語る時も、三井の仕業だってわかってるからギャグにしかならない。


ということでこれはコメディとして見ましょう笑

でも三井が千尋とSEXするシーンは妄想だと思っていたけれども、ちょっと途中からどこから妄想だったのかわからなくなってしまった。
 
ベッドの下にいたのは本当だったっけ?

 

 

 

高良健吾出演の好きな映画