【日本公開】
2019年(アメリカ映画)
【原題】
Men in Black International
【監督】
F・ゲイリー・グレイ
【キャスト】
クリス・ヘムズワース、テッサ・トンプソン、リーアム・ニーソン、エマ・トンプソン、レベッカ・ファーガソン、レイフ・スポール、ポール・スミス
【概要・あらすじ】
地球に生息するエイリアンを監視する秘密組織「MIB」のエージェントたちの活躍を描く人気SFアクション「メン・イン・ブラック」シリーズの4作目。主演は、過去3作のウィル・スミス&トミー・リー・ジョーンズから、「マイティ・ソー バトルロイヤル」でもタッグを組んだクリス・ヘムズワース&テッサ・トンプソンへとバトンタッチ。ヘムズワースが演じるイケメンでチャラ男風な先輩エージェントのHと、トンプソンが扮するエリート新人女性エージェントのMという、性格のまったく異なる男女のエージェントがコンビを組み、MIB内部のスパイ摘発ミッションに挑む。そのほかの出演は「96時間」シリーズのリーアム・ニーソン、前作に続きエージェントO役を演じるエマ・トンプソン、「ミッション:インポッシブル」シリーズのレベッカ・ファーガソン。監督は「ワイルド・スピード ICE BREAK」のF・ゲイリー・グレイ。
40点
なんだこの普通過ぎてワザワザ作る意味ない映画は。
そもそも元も名作ってわけじゃないMIBのリブートなんて需要ないのにワザワザ作るってことは何か勝算があるのかと期待したのに‥。ソーとヴァルキリーコンビがいい感じだから試しにやってみようかみたいな志の低さがモロにクオリティに出ていた。
よりによってMIBを見に来ているのに俺も周りの人間も半分愛想笑いみたいなクスクスしか起きないってどういうこと?
あのちっこいエイリアンもキャラデザはイマイチでコメディリリーフにもなりきれていない。
クリヘムはさすがの魅力だけど、ソーと違いがあんまりないキャラな上にボケもソーより微妙なものばかり。
こんな映画に出演したせいで時間取られて俳優業1年休業ってもったいないな。
個人的にはテッサトンプソンの魅力だけでなんとか見ていられた。やっぱ可愛いな。
あのオタクで恋をした事がないってキャラに関してもテッサトンプソン割と合ってたと思う。ただ別にそれが話の面白さに寄与してるわけでもないんだけど。
結局どっちの方が有能でどっちがコメディ担当なのかはっきりせずに進むのがバディムービーとしても微妙だった。
そんで結局堅物女性が奔放な男といい感じになるって言うのもステレオタイプ。
そしてわざわざ作ったリブートにしてはMIBへの愛が薄いと思う。予告編で見た段階ではあの絵にウィル・スミスやトミーリージョーンズ描かれているからなにか明確な関連性があるのかと思ったけど特になし。
Mが幼少期に目撃するエージェントだってどうせ遠目なんだから、前作までの主演コンビっぽく見えるようにすればいいのに。ファンサービス少しはしてほしい。
登場人物もエマ・トンプソン以外初登場の人しかいないからそんな中で裏切り者がいるって話されても。そんでキャスティングで犯人バレバレやないか。
MIBだ!って思えるのはタイトルクレジットのあのフォントくらい。記憶消す装置も別に真新しい使い方するわけでもないし。F・ゲイリー・グレイは良い監督だと思うけどMIBには向かなかったんじゃないか。手堅く作りすぎだと思う。バリー・ソネンフィルドまた起用すればよかったのに。
せっかくのMIBのワクワクするガジェットも見せ方のタメがないから上がらない。予告編でフィーチャーされてた特殊銃も序盤で出てきた以降あんまり使われないし、「そんな装備があったなんて!イエー!」みたいなあがるシーンが全然ない。そんでアクションも適当に流してるだけだし。
CGの見せ方も平凡すぎるし、せっかくエージェントMが宇宙空間に飲まれるシーンがあるのにすぐ連れ戻されちゃうからトリップ的なワクワクもない。
MIB一作目のラストで巨大宇宙人が我々の住んでいる宇宙をコロコロ触って遊んでいるっていうぶっ飛び描写を入れてきた気概はどこへ行ってしまったのか。
あそこでアントマンが超小型化する時みたいなドラッギーな映像とかいくらでも見せられたのに。宇宙の神秘知りたいって主人公の願望もう少し叶えてやれよ。
主演コンビの組み合わせ自体は予告の段階からめっちゃいいなと思っただけに残念。宇宙人たちのデザインは結構好きだった。
なんだかんだ旧シリーズはよくできていたんだなぁ
メン・イン・ブラック (字幕版)
100円
Amazon |
メン・イン・ブラック2 (字幕版)
100円
Amazon |
メン・イン・ブラック 3 (字幕版)
324円
Amazon |