先般、ブロ友さんがバンドリーダーのことで語っておられた件について、ふと思うことがありました。
何かと意見が衝突しやすいのは、勿論当の本人の個人的性格も大きく影響しているのでしょうが、それとは別にその世代の特徴が如実に反映されていることもあります。
私は仕事上、一世代上のいわゆる「団塊の世代」の方々と一緒になることが多かったのですが、それはそれは非常に強烈な個性を持つ方が多かったです。
その昔、私が大学生になったとき、教授陣からよく言われたのが、君たちは上の世代とは全く異なっていて、すっかり大人しくなった。学園紛争とはまるで無縁だと。つまりノンポリの白け世代です。
さて、「団塊の世代」を含む世代は、冥王星獅子座世代(1939-1956生まれ)で、その特徴として「自己主張をしなければ」という価値観を持っています。それが顕著に現れたのが、当時の学園紛争です。
今の若い人には何のことかサッパリ分からないでしょうが、当時大学は荒れに荒れて落ち着いて授業どころではなかったのです。そしてついには、大学側が機動隊まで導入するなど正に「異常事態」が続いたものです。
これに対して、冥王星乙女座世代(1958-1971生まれ)は「人や社会の役に立つ」という価値観を持っており、実務や効率を重視します。分かりやすい譬えはこうです。日本の夏休みは一般的に7月20日頃から始まり、8月31日で終わります。
夏休みの始まりは、ちょうど獅子座の始まりと重なります。情熱的な季節の始まりです。こうして我が世の春を謳歌するわけですが、8月も下旬になり地蔵盆の頃ともなると宿題が気になり始めます。乙女座の到来です。頭を冷やし現実に向き合うときがやってきたのです。
冥王星乙女座世代のバンドメンバーから冥王星獅子座世代のリーダーを観察すると、いったい何を言っているんだろうと覚めた目で見ることになります。獅子座って悪くするとお山の大将的な要素がありますからね。
冥王星乙女座世代の下の世代は冥王星天秤座世代となりますが、重んじるのが「人間関係」です。冥王星獅子座世代とはひと味もふた味も違います。