こんにちは、デイヴです![]()
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2020年3月半ばに脳出血を発症。
左片麻痺の後遺症があるも、リハビリに勤しみながら
五体満足の身体に戻すべく奮闘中💪
日々の暮らしの中で起きた小さな出来事や
半年間の入院中のエピソード、
自分の歩んできた半生、
好きな鉄道ネタを気ままに綴っています![]()
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画像はネットからお借りしていますm(__)m
ここ数日にわたり、JRグループの
2025年3月ダイヤ改正について各社ごとに概観し
コメントを入れてきましたが、
突然、残念なニュースが飛び込んできました。
JR九州が日韓高速船事業から撤退するということです。
博多港と韓国・釜山との間を3時間で結ぶ高速船は、
30年前からJR九州の肝入りで運行開始。
気軽に隣国へ行けるとあって、多くの利用客で賑わいました。
その後、格安航空の広がりで利用者が激減したことから、
『クイーンビートル』と名付けた新造高速船が就航、
リベンジを図りましたが、
構造の問題から浸水が発生、
経済性を重要視した運行側が浸水を隠して
運行を継続するという不正を行い、
それが当局にわかって行政処分を受ける事態に
なりました。
その後、安全運行を期して浸水対策に取り組んだものの、
技術的な担保が得られず、事業を廃止して、
運行会社を清算することになったものです。
利用者からはいちように「仕方ない」との反応のようですね。
スピード競争に目が行くあまり、安全軽視に流れると、
こういう事態になる、ということのいい証左です。
最悪、北海道知床の「カズワン」と同じような事故になったかも知れず、
背筋が寒くなります。
JRグループとして4社目の上場企業となったJR九州は、
個人的に投資家への忖度が優先されているきらいがある、と感じます。
短期的に利益が得られることを優先して「背に腹はかえられぬ」
では困ります。
公共交通機関として最も肝に銘ずべきは「安全」であり、
経済合理性を優先して安全を軽視すると、
過去発生した大惨事に繋がる、ということです。
JR九州はかねてからリゾート列車の運行に意欲的で、話題作りに
長けていましたが、
2010年代後半から2020年にかけての豪雨災害で
線路設備に甚大な被害を受けており、
未だに球磨川流域の肥薩線の被災箇所は手付かずの状態。
日田彦山線は一部区間がバスに転換されるなど、
鉄道としての存続が難しいエリアが増えてきています。
そんな中、人為的な不正によって事業停止の憂き目に遭うとは
じくじたる思いを抱いてしまいますが、
今回の事態を学びに繋げて
公共交通機関としての矜持を保ち続けて欲しいものです。
