北海道の鉄路をどう保持するか | アラカンのリハビリライフ☆五体満足を目指して

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2020年に脳出血で左片麻痺に。自主リハビリを続け、回復への道のりや旬の話題、趣味について発信していきます。

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こんにちは、デイヴですニコニコ

ご訪問ありがとうございます<(_ _)>

2020年3月半ばに脳出血を発症。

左片麻痺の後遺症があるも、リハビリに勤しみながら

五体満足の身体に戻すべく奮闘中💪

 

日々の暮らしの中で起きた小さな出来事や

半年間の入院中のエピソード、

自分の歩んできた半生、

好きな鉄道ネタを気ままに綴っています照れ

よろしくお願いしますおねがい

画像はネットからお借りしていますm(__)m

 

11月16日未明、北海道の函館本線で、

走行中の貨物列車が脱線する事故が発生しました。


幸い、乗員は無事だったものの、

貨物を満載したコンテナは現場で留め置かれたままとなり、

今日(2024年11月19日)から

ようやく運転再開となりました。


ちょうど農作物の採り入れ時期に重なり、

北海道産の玉ねぎやジャガイモなど、

大量の農作物を本州に運ぶルートが

数日間遮断されてしまったわけで、

その影響は大。


脱線の原因はまだ調査中とのことですが、

貨車の脱線地点では、

レールがスパッと破断し、1メートルほど

欠損しているとのこと。


どうしてレールが破断したのか、ということですが、

識者によると、日々の列車通過でレールが劣化し、

金属疲労的な状況があったのでは無いか、と。

それを裏付けるかのように、

破断したレールに腐食の痕跡があったそうです。


破断の原因がレールの腐食ならば、

線路を保守管理しているJR北海道の

「事前に手当てしなかった」不手際、

ということになります。

JR北海道は「直近の点検では異常無かった」

とコメントしていますが、

もし事前に腐食がわからなかったのなら、

点検方法が甘かった、とも言えます。


JR北海道が発足してから

40年近く経ちますが、ずっと赤字基調。

黒字の路線は一つもありません。

終日混雑していて、2024年春に

新千歳空港−札幌間の快速列車を大増発した

千歳線ですら、赤字です。


昨今は人口減の影響をダイレクトに受けていて、

さらに経営の先行きが見通せなくなっています。

虎の子になるはずの北海道新幹線も、

現在は函館までしか開業しておらず、

儲けの全てがメンテナンス費や工事費の支払いに

充てられている状況。


2011年には、走行中の特急列車が火事になったり、

線路保守の不正で貨物列車が脱線するといった

不祥事が相次ぎ、大きな社会問題になりました。


その後、JR東日本から支援を受けて

さまざまな改革を講じたものの、

未だみそぎは済んでいない、

ということでしょうか。


私見ですが、もはやここに来て

鉄道インフラは「国家の財産」という

視点を持つべきかな、と思います。

鉄道会社にだけ経営責任を押し付けて

「利用者がいなくなったから」

「経費に見合う利益が得られないから」

という単純な経済合理性で廃止の判断をするのではなく、

国家の発展軸として、鉄道事業を括り直す、

という視点が必要じゃないか、ということ。


考えてみれば、

「赤字なので廃止します」

という高速道路は無いですよね。


これは「国土の永続的な発展に道路交通は不可欠」

という考えからきているのですが、

このことは鉄道にも当てはまるんじゃないか?

と思うわけです。


国防の点から見ても、

仮に有事の際に、

自衛隊員の輸送、

必需物質、武器の輸送には

鉄道のボリューミーな輸送力が必須。

他国でも鉄道の重要性を認めています。


もし今の鉄道に対する国の方針(民間任せ)が変わらないままなら、

人口が希薄な北海道の鉄路は

どんどん失われていくでしょう。


そこで国が何らの手当てもしなければ、

「日本は北海道を捨てた」

というメッセージに解釈されて

極東からの侵攻を許す、という

背筋が寒くなる話になりかねません。


赤字基調の鉄道については

インフラ部分は国が保守管理し、

そこを走る列車運行を民間に任せる、

という枠組みにすると、

これはバスや航空機、船舶輸送と

同じ土俵になるし、

健全な運営ができるんじゃないか、と思います。

現に、滋賀県の近江鉄道は、

インフラは地元自治体の所有・管理で、

近江鉄道自体は列車運行に専心して何とか浮上し始めたとか。


欧州でも、「公設民営」の鉄道経営が一般的になっているんだそう。


JR北海道は、インフラ部分を国が受け持ち、

列車運行の場面で

民営会社としてのポテンシャルを活かしてもらう、

そういう枠組みに組み替えたほうが良さそうに思います。


同じ理由で、JR四国もまた同様の対策が求められましょう。


今の総理大臣は鉄ヲタらしいですが、

「昔の夜行列車が懐かしい」

「走る車内で食べる駅弁は美味かったね」

などといったノスタルジーに浸るんじゃなくて、

もう少し現実的な政策を考えてほしいな、

と思っています。




 

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