2020年3月に脳出血を突然発症、重度の左片マヒに陥るも、社会復帰を目指して日々励んでいるリハビリ奮闘記。
発症時の様子→「その時の始まり」
こんにちは、デイヴです。
今春、3月15日に突然、脳出血(右被殼出血)を発症し、左上肢と下肢の運動する術を失ってしまいました
発症した瞬間、意識がはっきりしていて、「ただ事ではない」と直感、すぐに119番通報して救急搬送してもらい、一命を取り留めることができたことに、「我ながら、正しい判断と行動だった」と自分をとても肯定的に評価できたことで、変な話、気分はスッキリしていました。
翌日、手術の麻酔から覚醒したとき、左手足がまったく動かず、感触すらもわからない、ショッキングな事実を目の前に突きつけられたわけですが、このときも、自分の身体がいったんリセットされ、生まれ変わったような気分でした。
同じ病気で片麻痺に陥った人の話を伺うと、昨日まで五体満足だった自身の境遇にショックを受け、絶望し、生きる望みさえ失う勢いだった、と口を揃えます
しかし、デイヴの場合はそうではなく、今まで我慢していたどろどろした澱のようなものがすべて排出されたかのような感覚で、妙にすがすがしささえ感じていました。
しかしその後、自分の身体がまったく動かない現実がじわじわと身に沁みて、ブルーな気分にもなってしまったのですが…。
人生を揺るがす今回の出来事は、なんとなく「運命的」なものを感じていて、「この世に神様がいるのであれば、こんな境遇になったデイヴがどうやってよみがえってくるのか、試しているのだろう」という感覚もあります。
悲嘆にくれてやけになるのも人生、いったんリセットして、セロから積み上げ直していくのも人生。
人の一生は、あたかもロールプレイングゲームのようで、今は、なかなか攻略しづらいラビリンスなダンジョンに入り込んだ状況なのだ、という認識。
「明けない夜はない」、と言います。
また、「人生において、乗り越えられない困難はやって来ない」とも言います。
まだまだ薄皮を剥ぐような、じれったい日々が続きますが、確実にしなやかな左手足を取り戻せることを信じて…
引き続き、じっくりと暮らしていこうと思うデイヴです
