山下達郎が送る「東日本大震災鎮魂プログラム」その4 (2011.3.27記) | リーンのガラパゴスサロン~趣味や娯楽の広場

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 「Let Me Be The One」 by Paul Williams(1971)



 「Though You Are Far Away」 by Colin Blunstone(1971)



 「人生の扉」 by竹内まりや



 春がまた来るたび

  ひとつ年を重ね

  目に映る景色も

  少しづつ変わるよ



 リーン 奥様の芸能生活30周年を記念してホームページ上でファンが選ぶ好きな曲の第2位に選ばれた曲。ちなみに1位は「駅」。

「50歳をこえたいつのころからか、時や移ろいをいとしく思い、あと何回みる(桜の開花)だろうと考える」(『Epressions』ライナーノーツより。()内、文責、リーン。)

ことに気づいて作られた曲。



 

 「CLOSE YOUR EYES」 by 山下達郎



 「蒼氓(そうぼう)」 by 山下達郎



 遠く翳る空から

  たそがれが舞い降りる

  ちっぽけな街に生まれ

  人混みの中を生きる

  数知れぬ人々の

  魂に届く様に



 リーン 蒼氓とは無名の民という意味。石川達三の小説の題名からとったそうです。

「私個人の思想信条を最も表わしている曲」(『TREASURES』ライナーノーツより)

 と語る深い味わいと余韻が残る曲。途中の「ラ・ラ・ラ……」のコーラスは、桑田佳祐・原由子夫妻と山下家で歌っています。




 今日、おかけした曲をご紹介しておきます。



 まずは、わたくしの昨年2010年のシングル「希望という名の光」、

 たくさんの方からリクエストいただいております。



 それから、フランク・シナトラの1957年のアルバムのタイトルソング「Close To You」、

 僕は君のそばにいる、という歌でございます。



♪ どんなに遠く離れていても、僕は君のそばにいる



 ……歌でございます。



 続きまして、わたくしの2008年のシングル「ずっと一緒さ」、

 これもおなじみの一曲でございます。



 続きましては、もともとはIsley-Jasper-Isleyの1985年のヒットソングを、イギリスの4人組の白人グループHousemartinsがカバーしまして、全英No.1になりました。1986年の「Caravan Of Love」



 そして、こういうときにはゴスペルというものの音楽の力が、すごく強いのでゴスペルを一曲引っ張ってきました。Walter Hawkinsの1998年のライブアルバム『Love Alive 5』から「Marvelous」、

 彼の代表作の一曲でございます。



 そして、Paul Williams。1971年のアルバム『Just an Old Fashioned Love Song』から「Let Me Be The One」、


 さびしいときは、僕をよんでくれ



 という、そういう歌でございますね。



 それから、Colin Blunstone。The Zombiesのリードボーカルでございますが、Colin Blunstoneのソロアルバム、1971年のファーストソロアルバム『One Year』から「Though You Are Far Away」



 どんなに遠く離れていても、僕は君と一緒だ



 という歌であります。



 そして、竹内まりや2007年の『Denim』に収録されております、おなじみ「人生の扉」



 それから、わたくし、1980年、アカペラの『オン・ザ・ストリート・コーナー1』に収められておりますドゥーアップの曲でございます「CLOSE YOUR EYES」



 目を閉じて大きく息を吸って



 という……。



 そして最後は、みなさまおなじみ「蒼氓」、

 わたくしの1988年の曲でございました。



 以上、お聴きをいただきました。



 お送りいたしてきました、「山下達郎 サンデーソングブック」。「震災特別プログラム」、わたくしは「鎮魂プログラム」と名付けましたが、どれだけみなさまのこころに届いたか。ええ……わかりませんが。気持ちだけ汲んでやってください。



 こうした事態となりますと、いろいろなところでいろいろな意見が噴出してまいります。神戸女学院大学の大学教授の内田樹さんのブログ



未曾有の災害のときに(2011.03.13) ←こちらをどうぞ


を拝見しますとですね、こういう場合の重要要素は“寛容”と“臨機応変”と、それから“専門家の委託”だとおっしゃっております。正確な情報といったところで千年に一度の大災害というこういう状況はですね、おのずから限度があることも事実でしょうけれども、それでも私たちが知りたいのは、メディアの評論家ごっこではなくて、隠蔽されていない正確な情報であります。専門家にゲタをあずける以外にない事柄は、彼らを信頼するしかないとおもわざるをえません。


 従いまして、わたくし、これまでどおり、わたくしのプロフェッションで音楽芸能とこのラジオをとおして、少しでも世の中のお役に立てればと考えております。生の音楽が必要とされているときが来たら、それが許される時期が来たら、わたくしもわたくしなりの活動をはじめようとおもっております。幸いなことに、電気などなくても、ノーマイク、ノーPAでもわたくしの音楽は、ある程度の表現は可能ですので。


 今はなによりも被災地で懸命に救援復旧活動をされている消防、警察、救急、自衛隊、そして世界各国の救援活動隊のみなさまに心からのエールを贈りつつ、あわせて業務の安全をこころよりお祈り申し上げております。


 ほんとうに、ありがとうございます。


 とりわけ、この瞬間、死を賭して原発事故と懸命に戦っておられるみなさまに心から感謝し、成功をこころよりお祈りしております。


 真の英雄は、彼らであります。


 来週は情勢しだいです。今日の延長戦となるかもしれません。来週は、また普通のプログラムに戻れるかもしれませんが、一刻も早く普通のプログラムが復帰できることを願って、全国のみなさん、ここが頑張りどころですので、この先、みんなでこの国、立て直すために、力を合わせてまいりましょう。


 それでは、来週もセイムタイム、セイムチャンネルでお目にかかれることを祈りつつ。


 山下達郎でした。



 リーン いかがでしたか。

 達郎さんは昨年のコンサートツアーでもこんなことをおっしゃっています。

「わたくしのツアーに来て下さるかたは40代、50代の方が中心です。今の状況はまったくよくありません。政治屋どものケツを叩いてやって、そして、これからの未来のためにお互いがんばっていきましょう。僕もがんばります!!」

  かなり激しいものでした。今回の「鎮魂プログラム」ではおさえた口調でしたが、その向こうに“蒼氓”へのおもいがにじみ出ています。どうか、お汲み取りください。


 それでは、わたくしもセイムタイム、とはいきませんがお会いいたしましょう。