視聴しました。良かった!
2人ともボクはファンで、それぞれに応援しているのですが、その両者が1つの画面に収まって話をしている!
20年前に行われたこの2人の対談もしっかりオンタイムで見ております。
改めて見返すと、この時はNHKではなくてBSフジの番組だったのね。途中でCMが入ったことで思い出しました。
BS FUJIのロゴが見えます:
個性が強く、個々のキャラでも1本映画が作れるのに、それらが一堂に会したアベンジャーズ的なものを見ているような興奮で視聴した記憶があります笑。
今回も、先頭を走る者のみが味わう葛藤や苦しみなどが表現されていました。
人に教えてもらえてるレベルというのはある意味楽。
だけど、10年連続200本安打を打った後、次はどのようにしていったらいいかを教えてくれる先輩方や先生はもはやいない。だって誰も成し遂げてないことだから。
同じように、長者番付に載って後楽園球場を満員にしたミュージシャンも当時他には誰もおらず、その時の心構えを教えてくれる同業者はいない。
結局のところ、別の分野で似た境遇の人たちはどうやっているのかを参考にしながら、自分で道を探すしかない。
そこに苦しみがあり成長がある。
ボクがお二人に惹かれるのはどちらも「現役」に強くこだわっているところです。
かっこいい響きのように聞こえますが、必ずしも良いことばかりではありません。
長くやっているということは、外野の声に晒される機会もまた多くなるということでもあります。
「今回のライブ、声出てなかったね」
「チャンスで打てなかったね」
「前のアルバムの方が良かったね」
「昔は今の打球捕れてたのにね」
とかなんとか。
「ずっと現役でいる」とは「いつまでも人に評価される・批判に晒される立場にいる」ということ。
それでもその理解と覚悟を持った上でやり続けているように感じます。
自分は何もせずに、評論家的にあれこれ人に言うだけなのは楽かもしれませんが、それではきっと面白くないに違いない。
「はー面倒くさいなぁ」とか「体力的にしんどいなぁ」とかブツブツ独り言を言いながら、「いつまでやれるのかなぁ」と何度も自問。
その過程を繰り返す中で、お金や名声のためでなく「(自分が自分らしく)生きるためにやる」という境地に至り、
「やれるうちはやろう!」という心持ちに落ち着いたようです。
ますます2人のファンになった、ファンであり続けて良かったと感じた1時間でした。
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