ふと思い立って滋賀県の近江八幡市を訪れました。

 

八幡堀を中心に、水と石垣と古い町並みがゆったりと広がっていました。秋の光がやわらかくて、どこを切り取っても絵になる風景。カメラを片手に、のんびりと歩いた一日を振り返ります。
 
琵琶湖の東に位置するこの町は、古い町並みと静かな水の風景が今も残る場所。歩いていると、時間がゆっくり流れているような感覚。
 
お堀の周辺一帯は国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定されています。
 
観光の中心は、やはり八幡堀(はちまんぼり)。江戸時代、商人たちが物資を運ぶために使っていた運河で、今ではその石垣や白壁の蔵が美しく整備されています。
 
穏やかな情景を眺めながら、ついカメラを構えたくなります。
 
水面には建物や柳が映り込み、通り過ぎる風がすっと涼しい。
 
この堀を見ていると、昔の人たちの暮らしがすぐそばに感じられるようで、「商人の町」だった近江八幡の誇りや活気が、今も静かに息づいている気がしました。
少し足を伸ばせば、ヴォーリズ建築の洋館や古い町家カフェも点在していて、和と洋が混ざり合う独特の雰囲気も魅力のひとつ。

 

ヴォーリズ像:ヴォーリズさんはアメリカ出身の建築家・実業家・宣教師。特に近江八幡を拠点として多くの洋風建築を手がけました。

余談ですが、京都の四条大橋のたもとに建つ東華菜館もヴォーリズさんの建築です。

 

近江兄弟社のメンターム。これもヴォーリズさんの実業家としての実績。

 

日牟禮(ひむれ)八幡宮。近江八幡市の地名の由来です。

 

 

八幡山ロープウェー:山頂の八幡城址までロープウェーで結んでいます。

 
どこを切り取っても絵になる景色ばかり。気づけばシャッターの枚数がどんどん増えていました笑。
 

日牟禮八幡宮ウェブサイト:

 

八幡山ロープウェーウエブサイト:

 

東華菜館ウェブサイト: