京都には御所を中心に、十二支の方角にをそれぞれを受け持つ12の寺院があります。

江戸時代には、これら12の寺院に祀られた妙見菩薩をお参りする洛陽十二支妙見めぐりが盛んでした。


巳の方角(南南東)を受け持つのは日體寺。洛陽十二支妙見めぐりの第6番札所です。



巳年に掛けて訪れてみました。


場所は清水寺の割とすぐそば。「清水の鎮宅(ちんたく)妙見宮」として信仰を集めています。

 

日體寺の妙見菩薩は鎮宅妙見大菩薩と呼ばれ、家を災いから守り平穏をもたらすとされています。


このお寺は写真撮影可ということで、いくつか写真を撮影しました。


巳の妙見大菩薩像(北辰妙見菩薩):


右手に剣、左手に蛇が巻き付いています。またがっているのは玄武。体は亀で首から上は龍という伝説上の生き物で妙見菩薩の使い。


巳の妙見大菩薩は、財運の守護神といわれ、財福金運のご利益を授けるとも伝えられています。


妙見とは北極星を神格化した菩薩。先を見通す力があり、行く方向を示して人々を導きます。


財運なで巳様(なでみさま):撫でると財運のご利益が授かれます。撫で回しました笑


書院には水墨画の襖絵。近代水墨画界の大御所・山田大作さんの描いた千手観音。


通常、仏像の千手観音は、1本の腕で25の世界を救うとして40本(40x25=1000)、それに合掌している2本を加えて計42本というのが一般的。この水墨画は本当に腕が1000本ほどありそうです。


財運の神様、白蛇:


開運、厄除そしてもちろん、財運も祈願してきました。


日體寺ウェブサイト: