東京に用事があり、少し時間が空いたので、近くの増上寺(ぞうじょうじ)に立ち寄ってみました。
ここはただのお寺ではなくて、江戸時代には徳川将軍家の菩提寺。2代秀忠や6代家宣など、6人の将軍が眠る場所で、いわば江戸幕府の“心の拠点”だった所です。
最寄り駅のひとつ、御成門駅。
「御成」とは将軍のお出かけのこと。つまりここには、将軍が増上寺にお参りするための「専用の門」があった場所。実際に立ってみると、たしかに江戸城の方向を向いています。
そしてもうひとつの最寄り駅、大門駅。
地下鉄でこれまで何度も通っていて、降り立ったこともあるのに、「ドクターX」とか「西部警察」くらしか頭に思い浮かんでいなかった笑。
増上寺の「大きな門」=三解脱門が由来だったんですね。
その三解脱門、現在は修復中。完成は2032年頃とのこと。
寺の周囲を歩いていると、目に入ったのが熊野神社。熊野とのご縁も感じます。
寺の全景はこんな感じ。熊野神社は右下辺りに鎮座しています。
そして一番印象に残ったのが、やはりこの景色。
増上寺の重厚な本堂の向こうに、東京タワー。
木と瓦の世界の向こうに、鉄と光の塔が立っている。「伝統 × 近代」が一枚で分かる構図です。
外国人観光客には特に刺さるのだろうなぁ。多くの外国の方が写真を撮っておりました。たしかに「東京らしさ」がぎゅっと詰まっている。
そのまま東京タワーの近くまで。
足元には、空を泳ぐ大量の鯉のぼりが!東京タワーの高さ333mにちなんで、333匹が泳いでいるそうです。
東京タワーに、江戸の将軍が通った道に、熊野神社に、333匹の鯉のぼり。なんとも不思議な時間の重なり方をした一日でした。







