高千穂峡に移動しました。

ボート遊びができると楽しみにしていたのですが、2時間半待ち!

 

オンラインで事前予約もできたのですが、天気がどうなるかも分からなかったし、何時ごろに着けるかも分からなかったので予約するのをためらってしまった。

というより、気持ちのどこかで「何とかなるんじゃないの?」と高千穂人気を侮っていました。甘かったっ。

それでも川に沿って散策路が整備されていて、負け惜しみでもなんでもなく、これで十分満喫できました。 

 

石碑の前で記念撮影:

 

皆さん、やはりここで撮りたいのか軽い列ができていました。ようやく順番が回ってきた家族連れのグループが、もう後ろの列を気にして: 


「じいちゃん、はよせんば。後ろの人の待っとらすけん!」

いいんですよ~、ご自分のペースで笑。

高千穂峡は柱状節理なんですね。

 

和歌山でいえば熊野川などもそうでね。どちらにも「びょうぶ岩」という名前の岩壁があります。

 

柱状になった岩石が、その後の変動でぐにゃりと曲がっている。

 

真名井の滝 :

 

おのころ島(という名前の池):

 

イザナギとイザナミが最初に作った島が「おのころ島」だという神話を、おそらく池の中央に立っている石塔で表しているのだろうと思います。

 

すごく大きな魚が泳いでいるなと思ったら鮫だった(シロチョウザメ)。

 

鬼八の力石:この一帯を荒らしていた鬼八(きはち)という荒神が、力自慢をした際に投げたと伝わる石。最後は三毛入野命(ミケイリノのみこと)に退治されちゃうんですけど。

 

3本の橋が同時に見える!ボートからは見えず、散策路ならではのスポット。 

 

この辺りの渓谷が観光地として有名ですが、ここに至るまでの周囲の地形もかなりの入り組んだ渓谷でした。

今はトンネルを掘ったり、上の写真のような大きな橋を掛けたりする技術が発達したので、車でもすんなり来れます。むしろ細い道があるわけでなくずっと走りやすい道だった。

ですがそうなる以前の時代を想像すると、渓谷を下ってはまた上りを繰り返してようやく辿り着けるような秘境だったのだろうなぁ。

 

神々が住む土地と考えられていたのも不思議ではない気がしました。 

 

熊野川の柱状節理: