母への報告を済ませ自宅の最寄駅に着いた私は、


また吸い込まれるようにパチンコに行き、閉店までそこで


過ごした。途中おじさんが声をかけてきて隣に座ったが、


一緒に打つ気分になれず、浮かない表情をしていた私を


察したのであろう、おじさんは


「いや~、この台は回んないわ。他見てくるね!健闘を祈るよ」


と足早に去って行った。確かおじさんは営業職だって言ってたな。


それでも毎日のようにいるので、前に


「いつ仕事してるんですか?」


と聞いたことがある。すると、


「ちゃんと契約さえとっておけば営業は時間に自由がきくのよ。


まぁ。天職ってやつ?すぐ契約取れちゃうから暇でね」


と笑っていた。


おじさんはいつでも明るい。きっと悩みがあったとしてもあっという間


に解決してしまうんだろうな、なんだかうちの母と似ているような気が


勝手にしていた。


それにしても確かに平日の昼間のパチンコ屋には、時間つぶしなのか


サボっているのか、スーツ姿で打っている人を多々見かけるな。