次の日、職場でのランチで、美樹にも報告した。
「あのさ、付き合うことになったよ、曜君と」
すると美樹はいつも以上にハイテンションで
「ええー!!いつの間に!良かったじゃん!
うん、やっぱりみらいと曜君、合うと思ったんだよね~!
てことは何?ダブルデートも出来ちゃうね!
キャーどこ行く?温泉?あ、その前に付き合うことに
なった馴れ初め教えてよ!」
と舞い上がる美樹を私はまぁまぁと抑えた。
こうやって私の嬉しい出来事にはいつも美樹は自分の
事のように喜んでくれた。悩んでいる時は親身になって
話を聞いてくれた。そんな美樹と出会えて本当に良かった。
私も美樹が嬉しい時は本当に嬉しいし、悲しい時は助けて
あげたいと思う。
美樹はパチンコに依存して自堕落な生活をしている
本当の私の姿を見たらどう思うのかな。恥じらいを捨てて、
今の私がこんな状態である事を相談すれば
きっと親身になって聞いてくれるだろう。でも、自分に持たれている
イメージが崩れたら、なんだか友情も崩れてしまいそうで
言い出す勇気を持てなかった。
大切な人だからこそ言えない事がある。
しかし、芯にある自分をどこまでも隠そうとした事が、更にパチンコ依存症の
闇を深めることになった。