ゴルディオスの結び目を断つ | 禁煙成功より喫煙失敗

禁煙成功より喫煙失敗

禁煙をしたくない人でも、タバコをやめられるかもしれない。
少なくとも一人はいましたから・・私ですけど!(^^)!

喫煙を一本の木に例えると、

タバコを吸いたい気持ちは、

枝葉や花のようなものといえる。

 

枝葉や花をいくら切ってもまた伸びてくるように、

吸いたい気持ちは、何回乗り越えても幾度となく襲ってくる。

そのたびに禁煙している人は、その気持ちと闘い喫煙行動をしないようにする。

しかし、キリのない終りの見えない戦いである。

 

枝葉を腐らせ、花を咲かせないようにするためには、

文字通り、根本を切り落とす必要がある。

 

一本の木ならば、その根っこを断ち切ってしまえば、

養分や、水分を吸い上げる力を失うから、

枝葉や花は、放っておいても枯れてしまう。

 

禁煙とは、枝葉や花を一生懸命その都度切り落としている状態をいう。

禁煙外来でいわれているように、

規定の治療が終わっても、いつまでも禁煙を続けねばならないのは

その状態を続けることである。

世間では、禁煙は治療だといわれるが、

治療は治療でも、根本治療ではなく対症療法といえる。

 

では、喫煙という木の根っことは何だろうか?

それは、「ニコチン依存症」という情報である。

これがある限り、吸いたい気持ちは、後から後から湧き上がってくる。

根っこがある限り、枝葉は茂り、花は咲くのである。

 

「ニコチン依存症」だから吸わねばならないのであれば、

その「ニコチン依存症」そのものを無くしてしまえばいい。

「ニコチン依存症」が無くなれば、禁煙を継続する必要はない

 

ゴルディオスの結び目をわざわざ解こうとするような、

「禁煙」という手法を用いなくても、

その結び目を一刀両断に断ち切った、

アレクサンダー大王の故事に習いたいものである。