信じている=疑っている
こんな方程式を何の解説もなしに「うんうん」と納得できる人は少ないだろう。
100パーセント信じているよ、と言っても
信じている限り疑いはある。
99パーセント信じていても、残りの1パーセントは疑いで出来ている。
昨日の天気は雨だと「信じている」とは誰も言わない。
昨日の天気なら雨だと「知っている」という。
明日の天気は、予報は晴れなんだから晴れだと「信じている」
明日、未来のことは未だ来ていないので、はっきりしない。
もしかしたら、雨が降る「かもしれない」という疑いがある。
100%明らかなことは、「信じている」とは言わず「知っている」という。
「禁煙しなくても、タバコは辞められるよ」というと、
「ウソだ」とほとんど誰も信じないが、
禁煙しなくても、タバコを辞めた自分からすると、
これほど、疑いようのないことはない。
昨日の天気の様なものだ。
禁煙すれば、タバコを辞められるはずだと言うのは、
あくまでも「信じている」だけであって、疑いが無くなることはない。
明日の天気の様なもの。
タバコを辞めるのに、禁煙をする必要はない、ということを
信じる必要はまったくない。
辞めた時に、禁煙しなくても辞められたということがハッキリするから。