再生が途中で止まる 排気ブレーキバルブ キャンター 4P10 | とらっく整備士のきろくぼ

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DPF再生できないとのことで入庫。

 

実際強制再生をすると数分でチェックランプがついて再生を中断してしまいました。

 

何度やっても同じエラーが出ます。

 

そのチェックランプのエラーコードがこちら。

 

 

 

 

原因をまず疑ったのはストレートにEGRですが、アクチュエーターの交換とEGRクーラーの洗浄は前にされたばかりのようでした。

 

 

 

 

次にエアフロセンサー(左)と湿度・吸気温度センサー(右)。

 

 

  

 

 

こちらは部品取りの車があったのでそこから外して付け替えてみました。

 

そして強制再生してみると、少し再生の時間は長くなりましたが結局中断してしまいました。

 

次にエンジン左側にあるブースト圧センサーを変えてみますが、これも上記のセンサーの時と同じ結果でした。

 

 

 

 

あとはDPFの詰まりなどで圧力や温度が上がりEGRにイタズラしてる可能性があるので、排気の差圧センサー(パイプ)や温度センサーも診た方がいいかな?と考えましたが作業の流れ的に上流からやっていこうと思い、排気ブレーキバルブを診ていきます。

 

 

 

 

こちらがその排気ブレーキ。電気式で冷却水も通っています。

 

 

はずしたブレーキバルブ

 

車体側

 

 

きれいだし、手で動かしてみてもスムーズに動きます。

 

アクチュエーターもプラスチックギアを使っているので壊れやすい部品なんですが、エンジン止めた後の作動音は正常にしてたので問題はないかなと思いました。

 

それでもせっかくはずしたので一応交換してみました。

バンドをはずしたフランジの部分を組み上げる際は位置決めの為のくぼみと出っ張りがあるので、ちゃんと入れて取り付けてください。

 

入っていないと出っ張りがつぶれ排気漏れをおこしますので・・・

 

 

 

そして再度強制再生を行ってみると。

 

 

なんと、最後まで再生できました👏

 

バルブの動きは問題なかったと思いましたが、アクチュエーターがダメだったのでしょうか?

 

再生中バルブが開き切らなくなって圧力が逆流し、EGRバルブにイタズラしてあのエラーコードが出たのでしょうか?

 

はっきりした理由は分かりませんが、あの内容のエラーがでても排気ブレーキバルブが原因のこともあるんですね!勉強になりました。

 

 

 

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