たんぽぽ舎です。【TMM:No4752】 2023年4月24日(月)地震と原発事故情報- 3つの情報をお知らせします 転送歓迎 ━━━━━━━ ★1.ドイツは脱原発なのに…なぜ日本は真逆の道を歩むのか? この裏にも安倍政権の負の遺産 電力が足りないというキャンペーンはウソだ (4月20日「日刊ゲンダイ」より抜粋) ★2.福島原発震災後12年 -原発大転換(逆コース)と大軍拡、これに対峙する 〈原発ゼロ〉と〈絶対平和主義〉原理 (中)(3回の連載) 元福井地裁裁判長樋口英明…原発は「根本的に国防問題」、 「原発は我が国に向けられた核兵器」 天野恵一(市民の意見・編集委員) ★3.新聞より3つ ◆ピースボートの旅 平和を詰めこんで帰ってきます 鎌田 慧(ルポライター) (4月11日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より) ◆朝日川柳から2句 ・「丁寧」と言うならまずは拒否理由 ほか ◆【素粒子】より3つ ・問答無用の6人任命拒否に口をつぐんだまま ほか ━━━━━━━ ※ 明日です! 4/25(火)学習会にご参加を! 『老朽化と安全工学』…原発をやめるべきこれだけの理由 お 話:後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者) 日 時:4月25日(火)18時より21時 講師のお話は19時より 会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円 残り枠3名様です。 ◇予約受付中 たんぽぽ舎 電話 03-3238-9035 か「ヤフーメール」 <tanpopo3238@yahoo.co.jp> 宛てに、ご氏名と電話番号を お知らせ下さい。受付番号をお伝えいたします。 ━━━━━━━ ※4/27(木)第15回【ハロー原電】にご参加を! 東海第二原発とめよう!日本原電本店前アピール行動 日 時:4月27日(木)15時30分より17時くらい 集 合:日本原電本店前(住友不動産秋葉原北ビル 台東区上野5-2-1) 主 催:「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」TEL 070-6650-5549 マイクアピールやビラ配布(周辺の住宅街にも) 定例:毎月第4木曜 ━━━━━━━ ※4/30(日)脱原発青空川柳句会 日 時:4月30日(日)12時より15時 場 所:経済産業省前 選 :乱 鬼龍 入選者に呈賞あり ━━━━━━━ ※5/3(水・休日)あらたな戦前にさせない!守ろう平和といのちとくらし 2023憲法大集会 日 時:5月3日(水・休日)11時サブステージ 13時 開会 14時30分 パレード開始 会 場:有明防災公園(ゆりかもめ「有明」駅より2分) 主 催:平和といのちと人権を!5・3憲法集会実行委 たんぽぽ舎も、「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」など複数の 団体とともにブースを出します。参加者に「東海第二原発の再稼働反対」 を訴えます。共に参加しましょう。 ━━━━━━━ ※5/6(土)4回連続講座『敗戦後日本と在日朝鮮人 植民地主義を問う』 最終回「=関係性=」 「祖国(朝鮮)と異国(日本)との絶えざる関係を生きる存在」 お 話:高 演義さん(フランス文学者) 日 時:5月6日(土)14時より16時 13時30分開場 会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円 ◇予約受付中 4/25と同じ方法です ━━━━━━━ ※5/11(木)学習会にご参加を! 徴用工問題は「請求権協定」で解決済みか 被害者の頭越しで政治決着 国と国の関係が良くなればそれでいいのか お 話:矢野秀喜さん(強制動員問題解決と過去清算のための 共同行動事務局) 日 時:5月11日(木)19時より21時 18時30分開場 会 場:「スペースたんぽぽ」 参加費:800円 ◇予約受付中 4/25と同じ方法です ━━━━━━━ ┏┓ ┗■1.ドイツは脱原発なのに…なぜ日本は真逆の道を歩むのか? | この裏にも安倍政権の負の遺産 | 電力が足りないというキャンペーンはウソだ └──── (4月20日「日刊ゲンダイ」より抜粋) このところ、メディアのニュースは岸田首相への襲撃犯のことで埋め 尽くされている。そのため隅に追いやられている重大なニュースがある。 欧州最大の経済大国ドイツで今月15日、国内で稼働していた3基の原発 が役割を終え、ドイツは脱原発を完了したのである。(中略) 言うまでもないが、岸田政権は真逆のことにひた走っている。 福島の事故の当事国なのに、2022年9月、米国での講演でウクライナ 危機を理由に休止中の原発再稼働や次世代革新炉の開発を宣言した。 同年12月には脱炭素を議論するGX実行委員会で「原発を最大限活用す る」との基本方針を掲げた。 これにより、原発の新増設や建て替え、さらには老朽化原発を止める 40年ルールも見直されることになった。(中略) なぜ、ドイツは脱原発なのに、日本ではそれができないのか。 ここにも「妖怪の支配」を見ることができる。 原発再稼働は安倍政権のころから着々と練られてきたものだからだ。 映画「妖怪の孫」の原案者で「分断と凋落の日本」の著者である古賀 茂明氏はこう言う。 「岸田さんが突然、暴走したように見えますが、違います。原発再稼 働の方針は福島第一原発の事故後わずか2週間で決められた。もちろん、 主犯は経産省。(中略) こうして将来的な原発再稼働の道を残しつつ、再生エネルギーについ ては本腰を入れずに、むしろ、再生エネルギーの問題点やコスト高を国 民に一生懸命に刷り込んできたのが経産省です。 もちろん、この間、経産省とタッグを組んできたのが安倍・菅自民党 政権であるのは言うまでもない。 政府は二言目にはウクライナ危機を理由に挙げるが、電力が足りない というキャンペーンは嘘だ。 2022年3月22日に史上初めて「電力需給逼迫警報」が出されたが、こ の時だって、ピーク時の数時間に数%足りなくなるかもしれないという 話なのだ。 これで原発回帰とは大きな飛躍だ。 このくらいの節電は国民に呼びかければよい。(後略) 詳しくはこちらを https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/money/321869 ┏┓ ┗■2.福島原発震災後12年 | -原発大転換(逆コース)と大軍拡、これに対峙する | 〈原発ゼロ〉と〈絶対平和主義〉原理 (中)(3回の連載) | 元福井地裁裁判長樋口英明…原発は「根本的に国防問題」、 | 「原発は我が国に向けられた核兵器」 └──── 天野恵一(市民の意見・編集委員) ◎ この角度から、原発と軍事(戦争)の関連に切り込んだ論文をここ に紹介する。 元福井地裁裁判長樋口英明は、原発問題は「根本的には国防問題」で あると力説しつつこう語っている。 「原発の本質が国防問題であることは、ロシアのウクライナ侵攻を機 にますます明らかになりました。多くの日本人は原子炉に砲弾が当たら ない限り過酷事故にはならないと思ってますが、砲弾が電気系統に 当たって原子炉を冷やし続けることができなくなると、過酷事故になる のです」。 「しかし、戦争を契機として天然ガスなどが値上がりしたという事実 よりもはるかに重大なことは、ロシアがサボリージャ原発を攻撃目標に したという事実です。サボリージャ原発はヨーロッパ最大の原発です( 因みに世界第一は新潟県の柏崎刈羽原発で、日本海を隔てて北朝鮮など と向かい合っています)。 サボリ―ジャ原発の過酷事故による被害の大きさは『ヨーロッパ壊 滅』とも言われています。『ヨーロッパ壊滅』は『天然ガスなどの値上 がり』とは、ものの軽重においてまったく異次元の事柄です」。 ◎ この現実を無視する防衛(軍拡)論は、まったくの空論であると論 じつつ彼は「五十数基の原発が河岸沿いに林立している我が国」の戦争 など「開戦=敗戦」であると断じている。 「原発は我が国に向けられた核兵器です。これを除去するのに外交交 渉も戦略も膨大な防衛費もいりません」(「原発回帰と安保政策の転換 について」『季節』2023年春号)。 ◎ 同じ問題を小出裕章は「戦争は静かに日常生活に入ってくる」(『 季節』2023年春号)で、こう論じている。 「ロシアは、今現在ドニエプル川東にあるサボリ―ジャ原発を占領し ている。そこは、100万キロワットの原子炉を6基抱えるヨーロッパ最大 の原発がある。東京電力福島第一原子力発電所の事故では1、2、3号機 の3基の原子炉が溶け落ちたが、その3基の合計の電気出力は203万キロ ワットであった。 そしてその炉心の中には広島原爆に換算して7900発分のセシウム13 7が含まれていた。そのわずか2%が大気中に放出され、さらにそのう ちの20%が日本の国土に降った。つまり炉心にふくまれていたセシウム 137の0.4%が降っただけだったのに、東北地方・関東地方の広大な大 地が放射線管理区域の基準を超えて汚染された。/もしサボリージャ原 発が破壊され炉心に存在している放射能の大部分が放出されるようなこ とになれば、地球規模の放射能汚染となる。 そうなれば、親ロシア系住民が多く住むウクライナ東部、さらにその 東部にあるロシアは壊滅的な汚染を受ける。 そのため、ロシアが軍の命令としてサボリージャ原発を破壊すること はないと私は思ってきたし、今でも思っている。/ しかし戦争とは何が起きても不思議ではない。もし、原発を通常のミ サイルで攻撃し、破壊すれば、原発は超巨大な原爆に姿を変え、敵国を 破壊する。原発を抱えながら戦争はできない。 もし『悪い奴らが攻めてくる』ことを心配するのであれば、何よりも まず原発をなくさせなければならない。/ フクシマ事故によって、原発の持つ巨大な危険が事実としてあきらか になった。そのため原子力=核の旗を強力に振って来たアベさんすら原 発の推進を言えなくなった。 そして『今度は原子力への依存を減らす』『新規増設は考えない』『 原発の寿命は原則40年、例外で60年』と表明し、自身の延命を図った。 (下)に続く (市民の意見-NO.196-2023/4/1発行 【特集「戦争政策」に抗するために】より了承を得て転載) ┏┓ ┗■3.新聞より3つ └──── ◆ピースボートの旅 平和を詰めこんで帰ってきます 鎌田 慧(ルポライター) コロナ禍で船を出せなかったピースボートが、4月7日、3年ぶりに 横浜港を発った。出港式での挨拶を依頼されて、わたしも最初の寄港 地・マニラまで乗船した。この日を待っていた乗客、スタッフ、 クルーなど、2000人の感動は重かった。 日本のアジアへの侵略を記述していた、教科書書き換え問題が 起こった1982年。その翌年、学生たちが戦跡をまわって確認しようと 船をチャーターしたのが、ピースボートの始まりだった。 その2、3年後から船内講師として参加して、今年で40周年を迎える。 いま、全長250メートル、77000トンの大型客船のなかに中国、台湾、 韓国、シンガポールなど十数の国や地域、幼児から90歳すぎの乗客が、 108日間、一緒に生活する。コロナ禍の前までは船長をはじめ、ウクライ ナ人クルーが多かった。 ピースボートは平和の船だ。世界の戦場となれば運航できない。伝染 病が蔓延すれば寄港できない。船があれば災害の援助物質を運搬できる。 広島、長崎で被爆した人たちが延べ100人、船内で体験を語り、海外で 核兵器禁止条約締結を訴えICAN運動を担った。 人びとが実際に出会って手をとりあい、和やかに語りあっているかぎ り戦争など起こせない。ピースボートは十数か国をまわって、平和を詰 めこんで帰ってきます、とわたしは出港式で訴えた。 (4月11日「東京新聞」朝刊23面「本音のコラム」より) ◆朝日川柳から2句 西木空人選 ・「丁寧」と言うならまずは拒否理由 三井正夫(東京都) (学術会議法案提出見送り) ・首相よ歌え 母校の校歌 久保あきら(東京都) (学の独立。…早大の校歌は「学の独立」をうたう) ◆【素粒子】より3つ ・問答無用の6人任命拒否に口をつぐんだままでは、折り合えまいて。 学術会議問題。 ・法案の提出を見送っても、内容を改めないのなら、決裂含みの 様子見ということか。 ・あぁ「輸出で稼ぐ国」の落日。貿易赤字が過去最大に。 (4月21日「朝日新聞」夕刊1面より) ━━━━━━━ ※【動画アップの紹介】 ☆IWJさんもアップしてくれました。 2023.03.28 ウクライナ戦争と安倍晋三銃撃事件の間にある 「つながり」とは? そして、そもそもなぜウクライナ戦争は勃発したのか?~3.28 たんぽぽ舎・新ちょぼゼミシリーズ~ 台湾有事と日米軍事同盟…孫崎 享氏(元外務省国際情報局長) https://iwj.co.jp/wj/open/archives/515007 ☆YOUTUBE「なにぬねノンちゃんねる」野口昌泰さん 20230311日本原電本店抗議 12年目の3.11東海第二原発を うごかすな! https://www.youtube.com/watch?v=OjvtkYRwzo8 ☆YOUTUBEチャンネル「こばと通信」の野田裕彦さん 2023.03.11 3.11事故から12年 追悼と東電抗議 東京電力は福島原発事故の責任をとれ!二度と原発大事故を繰り 返さない!柏崎刈羽原発再稼働するな!汚染水止めろ! 「第114回東電本店合同抗議」 https://youtu.be/SOmnA24ZVF0 ☆三輪祐児さんのユープランより ・20230328 UPLAN 孫崎 享「台湾有事と日米軍事同盟」(ウクライナ問題) https://www.youtube.com/watch?v=Pg0e3aAkGjQ ・20230325 UPLAN 山崎久隆「原子力基本法等の改悪は何を目的として いるのか GX法案に潜まされる新たな脅威 原子力推進を『国の責務』に!!」 https://www.youtube.com/watch?v=wXtM85mkz5M ・20230321 UPLAN 岸田政権の新たな原発推進政策反対! フクシマを忘れない!再稼働を許さない!さようなら原発全国集会 https://www.youtube.com/watch?v=1uGxjOGDoMU ・20230317 UPLAN原発政策の大転換・運転期間延長を許すな!院内集会 ~原子力基本法・炉規法・電事法など束ね法案を糾弾~ https://www.youtube.com/watch?v=r2OpzIRA3ko ・広瀬 隆…みなさん、「遠い宇宙の彼方から地球にやってくる 宇宙線が、地球上に雲をつくり、それが地球の気温を大きく 変化させている」なんていう突拍子もない話を信じられますか。 『気候変動の宇宙物理学』「第1話」を見て下さい。 https://youtu.be/JSD2PyaOEmw ────────── ☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事 故情報」へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致 します。 郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856 ☆《事故情報編集部》より メールマガジン読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他 投稿(「川柳・俳句・短歌」など)を歓迎します。 1.「投稿」のテーマは、「原発問題」が中心軸ですが、エネルギー、 自然、政治・経済、社会、身近な生活も歓迎します。 2.原稿に「見出し」をつけて下さい。(「見出し」は1行見出し よりも2行又は3行見出しの方が読む人にとってわかりやすい) 執筆者名(基本的に本名でお願いしています)と執筆者名の後にかっこ 書きで「所属・団体名」か「在住県名」を記載して下さい。 例:たんぽぽ花子(たんぽぽ舎)、 たんぽぽ太郎(東京都千代田区在住) 3.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」の投稿に関しては、 どの団体・グループも平等に掲載する基本方針です。 そのため日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先 など必要事項を400文字以内でお送り下さい。 件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。 日程が直前にならないよう余裕を持っていただけると幸いです。 メールマガジンへのイベント案内は1回だけの 掲載とさせていただきます。 4.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、 タイトル(見出し)及び本文をお送り下さい。 件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。 「投稿」の送付先はたんぽぽ舎の 通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp > です。 なお、お送り頂いた投稿は紙面の都合上掲載できない場合も あります。ご了解下さい。 ────────── ◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページ の「メルマガ:地震と原発事故情報」をご参照下さい。 ◆メールマガジンをお送りします たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を 発信しています。 ご希望の方は、件名を「アドレス登録希望」として、ご自身の Eメールアドレスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを 送ってください。 違うアドレスから「こちらのアドレスに送って」ということは 間違いの元となりますのでやめて下さい。 登録できしだい発信致します。 ・配信先のアドレス変更のご連絡は「旧アドレス」もお知らせ下さい。 ・配信削除につきましても以下のアドレスに直接メールを下さい。 たんぽぽ舎の通常アドレス「 nonukes@tanpoposya.net 」か、 別アドレス < tanpopo3238@yahoo.co.jp >へお送り下さい。 ◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例が あります。 ────────── たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、 日曜・休日はお休みです。 〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町3-1-1 高橋セーフビル1F TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797 HP http://www.tanpoposya.com/ 郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856