10.31(金)<討論集会> 戦後ジャーナリズム 最大の危機 ―安倍暴走政権にどう立ち向かうかー | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

 <討論集会> 戦後ジャーナリズム 最大の危機
             ―安倍暴走政権にどう立ち向かうか―

 朝日新聞の「誤報」事件は、マスコミ界のうえに大きな影を落としましたが、それはいまだにあちこちに長い尾を引きずりながら、広がりつづけています。

 影の第一の部分は、政府が謝罪責任を負うべき慰安婦は存在しないとする歴史観や、原子力発電の再稼働に固執する安倍政権と、その政策を支持するメディアばかりが、朝日の過ちを奇貨とし、自分たちの主張を一方的に大きく叫ぶ状況の出現です。ついで第二の部分は、多数の市民までも含む右翼勢力が、「国益」を害する朝日関係者を葬れと気勢を上げ、対象者個人やその家族のプライバシーまで暴き、当人とその職場に危害を加えるぞと、威嚇するようになっている事態です。また三つ目として、誤報に絡む自社関係者を処分し、問題の収束を図ろうとする気配が朝日内部に感じられる点です。それは、ジャーナリストのやる気を挫き、それによって生じる現場の萎縮は、言論界全体に及ぶでしょう。

 安倍政権は今、問答無用で秘密保護法を施行、さらに「切れ目」のない日米防衛協力新ガイドラインを結び、アメリカが勝手に唱えるイスラム国相手の「有志連合」に、集団的自衛権を飛び越して加わる勢いです。そうなったら平和憲法は風前の灯です。この暴走を止めるには、ジャーナリストと市民が協力関係を鍛え直して無数の市民的要求を合体、戦後ジャーナリズムの復権を大胆に図り、安倍政権を打倒するほかありません。

<プログラム>
 開催日時:10月31日(金) 開場:18時  開会:18時30分
会  場:文京区民センター 3階・3A室
 進  行:18:30~18:35 開会挨拶 河野慎二 日本ジャーナリス会議運営委員
      18:35~19:40 [第1部] 問題提起と提言(発言者1人20分)
   司 会: 桂 敬一(マスコミ九条の会呼びかけ人)
  発言者:原 寿雄(元共同通信編集主幹)
              永田浩三(元NHKディレクター、武蔵大教授)
              斎藤貴男(ジャーナリスト)
19:40~19:50 ――――休憩――――
19:50~20:55 [第2部] リレートークと討論(トーク1人10分)
 トーク:北村 肇(元毎日記者、「週刊金曜日」発行人)
  竹信三恵子(ジャーナリスト、和光大教員)
金平茂紀(テレビジャーナリスト)
             中野晃一(上智大教授、立憲デモクラシーの会)
 その後、第1部発言者、フロア発言者を交えて討論。
20:55~21:00 閉会挨拶  今井康之 マスコミ九条の会企画委員

        主催  日本ジャーナリスト会議・マスコミ九条の会