浜岡5号機運転再開阻止を! | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

みなさま、

 昨日の記者会見で、知事は了解の判断を示し、4時には中部電力宛に3つの条件を指示したとのことです。
 しかし知事は「想定東海地震に対する安全性は納得できると判断した」と繰り返しています。

 私たちとしてはこの点が最大の争点でしたから、おそらく中部電力の反論に「現時点で」負けたということでしょう。中電がどんな嘘を述べ立てたか、これからまたひとつずつ検証し社会に明らかにしていきます。
 保安院がどこまで反論し、介入したかは明らかではありません。
 今後公開質問書への回答として求め、やはりみなさまに明らかにしていきます。

 試験運転が終了し、営業運転に入る段階で、いったん停止し再検証することを求めています。

なお、事前了解の取り決めがないため、文書ではなく電話で伝えたということです。
象徴的なはなしです。

首都圏はじめ全国の住民の明日の命がかかっているというのに、咬みつきサルの逃亡の方が全国ニュースになるというのも、また象徴的過ぎます!

★なお、大至急で浜岡ストップ&エネルギー革命を訴える未にリーフを作成中です。
29日完成予定。
表面の絵は、年賀チラシと同じもので、メッセージは次のように変ります。

起こさないで浜岡原発
東海地震が過ぎるまで
なぜって・・・

たくさんほしい方は、ご一報ください。枚数考慮します。
来週発行予定の署名連ニュースには同封致します。
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■浜岡5号機起動への知事了解に対する声明

M6.5の地震により5号機建屋で観測された揺れは、設計にあたって想定された東海地震による揺れと同等の強さ(約400ガル)であり、従来の想定の見直しが迫られてい
る。
M8.0ではいったいどれだけの強さになるのか。
今回の5号機に対する中部電力による評価は、それを何ら示していない。
今後公平な地下調査により充分な時間をかけて検討すべきであり、新たな想定に対する安全性が検証されるまで、運転再開はみあわせるべきである。
保安院の見解も「現時点」のものとしており、決して将来の東海地震に対する安全性を保証したものではない。

6月には県内全域をほぼ網羅する県内421の団体より、原発震災を危惧する県民との対話を知事に求めたが、まだ実現していない。
地元4市以外の県民は蚊帳の外であり、まず今回の中部電力・保安院の説明を県民対象に確保していただきたい。

これらのことを、知事に指摘し慎重な対応を求めてきたのであるが、県として独自判断を約束しながら拙速な了解を出してしまったことは非常に遺憾である。
しかし起動試験=営業再開ではない。
営業運転前にはいったん停止を求め、安全性と県民の意見について再確認する機会をもつよう、強く求める。

2011年1月24日
原発震災を防ぐ全国署名連絡会  会長 鈴木 修
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■知事、5号機の運転再開を了承 中電に伝達、きょう起動
2011/01/25  静岡
http://www.shizushin.com/news/feature/genpatsu/20110125000000000008.htm

 川勝平太知事は24日、中部電力の水野明久社長に対し、2009年8月の駿河湾の地震以来停止している浜岡原発5号機(御前崎市佐倉)の運転再開を認めると伝え
た。同日の会見で明らかにした。これを受けて中電は、25日に5号機の原子炉を起動し運転を再開する。
 ただ、5号機は新耐震設計審査指針に照らした耐震安全性確認(バックチェック)が終わっていないため川勝知事は「県民の安心のために国のバックチェックができる
だけ早期に完了することが望ましい」と強調した。
 川勝知事は会見に先立ち、水野社長に電話で再開容認を伝えた。容認の理由について「国や中電の報告書を読んだ。(耐震安全性の)実証実験結果が専門家の目も経て
検証されている。想定東海地震に対する安全性は納得できると判断した」と述べた。
 バックチェックが終わっていない点については「(国は耐震安全性を認めていて)バックチェックはいわば念押しの段階。国から安全上支障ないという報告を受けたの
でここで容認した」と話した。
 一方、同原発では昨年12月に3、4号機で安全弁を無許可で交換するなどの法令違反も発覚した。
 会見後、小林佐登志県危機管理監が中電発電本部原子力部の石原準一部長に水野社長宛ての要請書を手渡し、(1)5号機の揺れを増幅させた地下構造の分析結果を的
確にバックチェックに反映させる(2)法令や保安規定の順守、管理体制の抜本的な見直し(3)情報開示の徹底—を求めた。
 中電は約1カ月後に営業運転を開始する見通し。
 5号機の再開をめぐっ原子力安全・保安院は昨年12月、東海地震に対する耐震安全性を評価した。県防災・原子力学術会議の原子力分科会は今月7日、国の評価を
「妥当」と判断し、御前崎市など地元4市でつくる同原発安全等対策協議会も15日に運転再開を了承している。

その他関連報道(すべて静岡新聞。他紙はまだWEBに無し)

■「安全徹底」「説明十分に」 住民、なお不安も
http://www.shizushin.com/news/feature/genpatsu/20110125000000000013.htm
■安全性の再確認を 反対派団体
http://www.shizushin.com/news/feature/genpatsu/20110125000000000011.htm

以上。
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よろしくお願いいたします
東井 怜
0557-81-7577
ray-sea★nifty.com
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