カジノに関する過去ブログの紹介 | 真の国益を実現するブログ

真の国益を実現するブログ

真の国益を実現するため、外交・国防・憲法・経済・歴史観など
あらゆる面から安倍内閣の政策を厳しく評価し、独自の見解を述べていきます。

昨日12月2日、カジノやホテル、商業施設などの統合型リゾート(IR)を推進するための法案(カジノ解禁法案)が、自民党と日本維新の会など賛成多数で衆院内閣委員会で可決されました。
http://www.yomiuri.co.jp/politics/20161202-OYT1T50064.html
今後法案は衆議院本会議で採決され、参議院に送られます。自民党は12月14日までの成立を目指しています。

法案成立はほぼ確実ですが、一貫して反対してきた拙ブログでは、最後のあがきとして過去ブログを貼っておきます。

主に道徳的な見地から意見をまとめています。
 『カジノ法案が成立へー道徳を重んじるという日本の国柄を破壊するな!ー』

2014年10月4日大阪で開催された大阪弁護士会主催のシンポジウム「カジノ解禁推進法案の成立阻止に向けて」の参加レポートシリーズです。

韓国のカジノの現状、特に自国民である韓国人が唯一利用可能な「江原ランド」及び併設されているギャンブル中毒管理センター等の紹介です。
 『カジノ解禁推進法案反対のシンポジウムに参加してきました①』


米国のカジノの現状、特にアトランティックシティの悲惨な状況の紹介です。
(抜粋)
<経営者は大企業であること、またカジノの利益を突っ込むことができるため、ホテルやレストランの料金は格安に設定される。よって、周辺のホテルやレストランが潰れていき、都市全体としては衰退する。>
 『カジノ解禁推進法案反対のシンポジウムに参加してきました②』

シンガポールの状況です。
(抜粋)
<ジャンケットと呼ばれるカジノには欠かせない仲介屋についてご紹介します。ジャンケットとは、カジノ経営側に大金を持つ客を紹介したり、客にはカジノ施設や資金貸付業者を紹介する者のことです。カジノ経営側からすると収益向上のために、客からすると潤沢な資金を用意するために必要不可欠なものだそうです。シンガポールでも、このジャンケットの存在が指摘されており、当然、これらには暴力団が介入してきているとのことです。>
<わが国おいては、持統天皇の時代より賭博(すごろくさいころ)を禁じているとのことです。つまり、1300年以上の(賭博禁止の)歴史があるのです。>
 『カジノ法案反対シンポジウムレポート(最終回)』

周辺娯楽施設への影響という見地から地域経済への(負の)波及効果について論じています。
 『政策立案にあたっては、マクロ的かつ長期的、そして保守的な視点を持つべし!』

他には次のような政治の暗部を抉り出した内容もあります。
 『安倍総理とカジノ・パチンコ』
 『カジノ合法化と在日コリアン』

上記ブログに盛り込めなかった問題としては、カジノはマカオ等ではマネーロンダリングの温床となっているということです。賄賂、麻薬売買等による表には出せない収益金をカジノで稼いだとものとして、容易に洗浄できるということです。先のシンガポールのところで紹介したジャンケットと呼ばれる仲介屋が暗躍するのです。
これを防止するためには、現金利用ではなく、すべてICチップ等による管理方式を取る以外に方法はありません。今風に言えば、すべてを見える化するということです。

自民党の西田昌司参議院議員が昨年4月の予算委員会で質問しています。

カジノ利用者のお金の動きを見える化すれば、もちろんマネーロンダリングは不可能です。しかし、アジアの富裕層を取り込むことが主な狙いであるならば、これらの層は利用しないのではないでしょうか。

利用者のお金の動きを管理しないのであれば、国は一方で、マイナンバー制度導入や租税回避の強化等で富裕層の所得把握、ひいては税収確保に躍起になっているのに、思いっきり矛盾しますね。



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