竹中平蔵氏:健康食品の表示規制緩和「消費者のため」
2014年04月28日
サプリメントなど健康食品の機能性(健康への効果や効能)表示に関するシンポジウムが24日、東京コンベンションホール(東京都中央区)で開かれ、元経済財政担当相の竹中平蔵慶応大教授が「アベノミクスの成長戦略と機能性表示の行方」と題して基調講演をした。竹中教授は、安倍晋三首相が進める健康食品に関する規制緩和について「間違いなく消費者のためにやること」と必要性を訴えた。
シンポジウムはAIFN(国際栄養食品協会)と在日米国商工会議所(ACCJ)が主催する「日本法規シンポジウム第2回」の一環として行われた。健康食品について、安倍首相は昨年、国から特定保健用食品(トクホ)の認定がなければ「強い骨を作る」などの効能の表示ができないことから、規制を緩和する方針を発表しており、竹中教授は、安倍首相の方針を「国の財政健全化に大きな役割を果たすという認識があるからだと思う。社会保障(給付費)で伸び率が高いのは医療。健康の問題を医療と国の財政で解決するのではなく、健康食品で解決するルートを考えているのではないか」と説明した。
また竹中教授は「日本は100%の安全を求める。規制する官庁が何かあったときのアリバイを作ろうとする傾向がある。ルールを変えるとき、コストとベネフィット(消費者のメリット)を考えなければいけない。規制緩和は、間違いなく消費者のためにやること」と支持し、理解を求めた。
健康食品産業協議会の関口洋一会長や日本通信販売協会の宮島和美理事も登壇し、宮島理事は「事業者も安全性を考える義務がある」と課題を提起。AIFNは、健康食品10+件の表示の規制緩和について「国際レベルの安全性と品質を確保し、消費者が安心して使えるようにする」「企業は科学的根拠に基づいた機能性の裏付けをとる」などとした提言を発表した。
http://mainichi.jp/bizbuz/news/20140427dog00m020013000c.html
僕はそもそも「トクホ」とかいうマークついているものは胡散臭いと思っていて、無駄に値段も高いしかわないのですが、表示の緩和って消費者のためになると思えないですけどね。
「国の財政健全化に大きな役割を果たすという認識があるからだと思う。社会保障(給付費)で伸び率が高いのは医療。健康の問題を医療と国の財政で解決するのではなく、健康食品で解決するルートを考えているのではないか」←自分でなんといっているのか分かっているのですかね?今の基準でも色々問題が起こっていたトクホを、さらに緩和するんでしょ?体に対して良いとは限らないものでも「トクホ」を手に入れることができることになり、健康食品が健康食品でなくなり解決なんてできるのですかね?
「100%安全を求める」と言っていますが、すでに色々問題があったわけで別に元々100%完璧な制度でもないと思います。
この記事で重要なのは(記事通りなら 総理の提案⇒竹中氏のコメントという順として)、安倍総理の方針のあとで竹中平蔵氏が後から同調しているところですね。
『未だに安倍総理を引きずり降ろそうとする勢力が「移民」とか言っている。』という安倍支持者というより信者っぽい人がいます。
それは残念ながら違います!
強い総理の意向だそうです。
官房長官が嘘をついているのですかね?
それとも
安倍総理がわざと引きずり下ろす勢力を周りに固める頭の弱い人なのでしょうか?
今までのスピーチや政策を見る限り、安倍総理の経済思想≒竹中氏の経済思想です。
あ、それと「安倍さんはわざと竹中氏を内部に取り込み、表だって売国をさせない策だ」というのも見ますけど、現在次から次へと出てくる政策は竹中色に染まっています。ということはこの策は失敗だったということでしょう。逆に染まっちゃいました^^
実際は、自分もやりたいものと近いからアドバイスをもらうため、色々な政策を提案をしてもらうために官邸に入れたのでしょうけど。
はっきりと申し上げておきたいことは、5年間小泉総理が進めてまいりました構造改革を私もしっかりと引き継ぎ、この構造改革を行ってまいります。構造改革はしばらく休んだ方がいい、あるいは大きく修正をした方がいいという声もあります。私は、この構造改革をむしろ加速させ、そして補強していきたいと考えております。
そのためにも、しっかりと地方分権を推進してまいります。また、道州制についても視野に入れながら議論を進めていく考えでございます。
安倍内閣総理大臣記者会見 平成18年9月26日