安倍晋三の経済政策は、ものすごく上から目線だなあと感じています。政治学の用語でいうと、「設計主義」だなあと思います。
企業や労働者の生産性・効率性は、個々の企業や労働者の問題だと私は理解しています。これは、政府の問題ではありません。政府が注力するべきは、国家全体にかかわるインフラや安全保障(リスク管理)、民間がやらないような利益を度外視した分野です。
安倍晋三は、政府の役割を理解していないと思います。民間がやらない利益を度外視した分野を大事にするべきなのに、むしろ政府(社会保障など)にも効率性を求めていますよね。例えば、混合診療(正確には選択診療でしたかね)や、公共事業のコンセッション方式などが該当します。
さらには、個々の企業や労働者が自由に努力して効率性を向上させるべきところを、安倍晋三は過剰介入しています。「残業代ゼロにしてでも効率性を上げろ!女性もみんな働け!」などがそれです。
個々の企業や労働者(ミクロの経済主体)が一生懸命に効率化して、業績・競争力やスキルを向上させるのは当たり前です。それは、個々の企業や労働者の問題です。政府がとやかく言う問題ではないのです。
それなのに、どうして安倍晋三は過剰にはっぱをかけるのでしょうか?政府が偉そうに上から目線で「お前ら日本企業・日本の労働者は生産性が低いのだ!」と指摘し、規制をいじくるのは間違っています。
安倍晋三は新自由主義というよりは、国家資本主義者と呼んだほうが良いのかもしれません。自分の思い通りに国家経済を動かしたいのです。
今の日本は、まだデフレだと思います。需要が十分ではありません。インフレだという意見もありますが、それは輸入インフレと消費税アップによる小売価格上昇でしょう。消費税アップでデフレ脱却!てアホですか。
いくら、ミクロで効率化を頑張って供給を増やしても、全体として(マクロで)需要が不足していれば、意味がありません。
政府がやるべきことは、個々の企業や労働者に過剰介入して規制をいじくることではなく、財政出動してマクロでの需要を増やし、儲かりやすい環境を整えることではありませんか?
ちなみに、安倍政権の批判ばかりで「じゃあ、どうやって倒すのだ?」と思う方がいるかもしれません。本当は参院選でネジレさせたかったのですが、できませんでした。次の政局は自民党総裁選だと思います。
もちろん、総裁選の結果いかんにかかわらず、まずは「とにかく、支持率を下げること」が重要です。支持率が低いと、売国政策をためらう場面も出てくるでしょう。売国的な構造改革のスピードを下げることが可能になります。
安倍政権の支持率を下げましょう!!
