LET’s UKULELE 2 -13ページ目

LET’s UKULELE 2

提供 伊達ウクレレ協会 ・ 北海道ウクレレ協会

さて・・・

1 時間少々経って、一旦、コードを解いて、はみ出したタイトボンドを湿らせたウエスで拭き取り、再度、コードをかけます。

LET’s UKULELE 2

そして、一昼夜
LET’s UKULELE 2
私にしてみれば 「 上々の出来 」 。

ピッタリ、そして、きれいに接着できました・・・やれやれ・・・

しかし・・・こんなところでパラコが活躍するとは・・・

いのに、強度や柔軟性、耐荷重は充分な性能。

これは今後のリペアにも出番がありそうな 「 スペシャルウェポン 」 になるでしょう。


お次の難関・・・バック板・・・・
LET’s UKULELE 2-バック板 テイル側

なにせ、端っこが反っくり返ってしまっています・・・
アイロンで温めてみようかと思いましたが、この方法は勉強不足なので怖くてやめました・・・いつかまた・・・

ついては、ここはテイルブロックとバック板を固定する・・・つまり、現状での接着で妥協・・・・涙

開いたままの大きな隙間は、いずれ何らかの方法で埋めることにしましょう

また、接着剤を注入してクランピング

LET’s UKULELE 2


小一時間後に、接着剤のはみ出し部分を拭き取って、再度クランピング
LET’s UKULELE 2

なんだか・・・

たくさんの器機を付けられて、オペ ICU にいるみたいで気の毒・・・ 

テイル側のクランプは、バック板とテイルブロックの固定のため。
サイド側は、トップ板とバック板にかかるストレス軽減のための補助クランプです。

ここは充分に接着させて強度を稼がなければならないので、数日間このまま ICU 状態でがんばってもらいましょう。


ヘッド側のバック板にある隙間
LET’s UKULELE 2-バック板ヘッド側 中から


ここには、内部からシリンジでタイトボンドを注入し、外に、はみ出したボンドを拭き取って、とりあえず完了・・・
LET’s UKULELE 2


LET’s UKULELE 2


接着作業は 「 待ち時間 」 がたっぷりあります・・・
したがって、この間を利用して  「 OLD PIRLES 」 のリペアに移りますか・・・

しかし・・・この土曜と日曜・・・せっせとウクレレを治しているけど、全然、弾いてないような気がする・・・絶対マズイ・・・汗


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まず最初の懸念・・・

テイルの接合部分で浮きあがているサイド板の手当
LET’s UKULELE 2
こちらを圧迫すると、そちらが浮き上がり。 そちらを圧迫すると、こちらが浮き上がり・・・両方を圧迫すると、別なところに浮きが出るし・・・
つまり、材が膨張して 「 余り 」 があります

やむなく、浮いている部分を切り離しました。

そして、剃っていきます・・・削るのではなく、あくまでも 「 剃る 」 感じです。

ひと剃りしては、合わせ具合を確認し、また、ひと剃りしては合わせを確認・・・
何度も何度も・・・何度も何度も繰り返します・・・・消耗します・・・・苦笑
LET’s UKULELE 2-サイドの剃り

作業が何とか終了し、次の懸念・・・
「 接着後に、どうやって圧迫させようか・・・ 」

接着剤塗布後には、接着面を圧迫しないと接着効果も見た目も半減・・・
かといって、曲面だし、長さはあるしで、普通のクランプがかかる場所ではありません・・・

三日三晩、悩み続けていると、ウクレレの神様から啓示がありました・・・大笑

「 紐を使いなさい


若い頃から、仕事などでも 「 これどうやってやればいいかな? 」 と悩むと、必ずや 「 ひらめき 」 に恵まれてきました。

「 天は自ら助くる者を助く 」

少々、意味は違うかもしれませんが、今回も浮かんだ言葉はこれでした。


方法が決まれば 「 善は急げ 」  ( 笑


早速、接着剤の用意
LET’s UKULELE 2-接着剤充填シリンジ
右の工作用シリンジには普通のタイトボンドを充填、ニードル径も普通の太さ。

の小さなシリンジには、少し希釈したタイトボンドを充填、ニードル細い径。


では注射します・・・もとい・・・注入します・・・
LET’s UKULELE 2-接着剤注入
先に希釈した方を奥に入れて、それから通常のタイトボンドを中から手前側に注入。


そして、当て板を押さえたい箇所に配置して縛ります・・・
LET’s UKULELE 2


まだ縛ります・・・


LET’s UKULELE 2


まだまだ縛ります・・・ ( パシッと手が出てます・・・笑
LET’s UKULELE 2



あれぇ~紐がなくなちゃった?
LET’s UKULELE 2


つまんないの~
LET’s UKULELE 2
長女のカリちゃんは紐が大好きなんです・・・


使った 「 紐 」 は、パラシュートコードです。

文字どおりパラシュートに使われるコードです。

耐荷重はおよそ 250 Kg 。 そんなに荷重をかけることは普通はありませんけど・・・


そもそも、なんでウチにパラシュートコード ( パラコ ) があるのか・・・・不思議ですよね (^^ゞ



LET’s UKULELE 2


LET’s UKULELE 2

なんとも・・・言いようのない様子・・・・

治具を持たないアマチュアの辛さが表れていると思いませんか・・・・笑


続く・・・・


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この名前をご存じの方は、かなりのウクレレ通なんだと思います。

名古屋にある飯田楽器さんというメーカーのウクレレブランドのようで、 1960 年代には LUNA などと共に人気ブランドだったそうです。

モデル No. 04 となっていますが、製造年は不明。 多分・・・ 50 歳くらい・・・。

それにしても・・・ 50 年の歳月を経て、我が家に来た LUNA と PIRLES ・・・不思議な縁を感じます。

さて、そのピアレスの様子。

致命的なダメージを受けているところはありません。

きっと、大切に扱われてきたウクレレだと思います。

いくつか細かいところをみると、

まず、ヘッドのシール

LET’s UKULELE 2-デカール
チョイと左に傾いていますよね。
剥がれたのを直そうとしたのか、もともと傾いていたのを直そうとしたのか、ロゴの左にめくったあとが浮き上がっています。

これはしばらくそのままにしておきます。


は、 「 傷 」 。
トップとフィンガーボードのジョイント部分の 1 弦側の角にぶつけたような傷が 1 ヶ所。

LET’s UKULELE 2-トップの傷
まぁ、これくらいなら放っておきましょう。気が向いたらパテでも盛りますけど・・・

次はバック板のボトム側。
LET’s UKULELE 2-バックの傷
何かの拍子に欠けちゃったんですね。ここもいずれ埋めましょう。

そして、このピアレスの最大の難関 & 謎・・・笑
LET’s UKULELE 2-ポジションマークの跡
フィンガーボードの 5f 、 7f 、10f にあ(はず?) ポジションマークが、穴のまま・・・

まさか、いくらなんでもポジションマークが穴のままのウクレレを売ったとは思えないので、ここにハマっていたマーカーが取れてしまったんでしょう。

全部・・・きれいに・・・

接着剤の跡がまるっきりないので、きっとハマっていただけだったのでしょう。

素晴らしく精度の高い加工技術に感心します。 さすがは Made in Japan 。

ここは、白蝶貝を埋めてポジションマークを復活させます。


最後は・・・・

これも初めてのことですが・・・笑
LET’s UKULELE 2-ラベル
ラベルが完全に剥がれてボディ内を行き来していました・・・

これは貼り付けるだけで O.K. ですが、紙が経年劣化でかなり硬くなっています。
どの接着剤を使おうか・・・ 普通にプリットで貼って大丈夫かな?(笑

ペグはこのとおり。
LET’s UKULELE 2-ペグ
プラ製でしょうが、バリがたっぷり・・・
フリクションを生むワッシャー(?)部分はウッドプレートみたい・・・
一度、バラしてみましょう。

ナットもウッド製みたいです。
LET’s UKULELE 2-ナット
各コースの溝がかなり浅いので、使うストリングによっては溢れる可能性があるので、場合によっては少しだけ切削作業が必要かも・・・
高さに余力があるので多分大丈夫でしょう。

ブリッジとサドル。
LET’s UKULELE 2-ブリッジ&サドル
このピアレスのブリッジも小ぶりです。 剥がれないことを祈るばかり・・・笑
サドルはナットと同じ材質のウッド製みたいです。

ところで、このピアレス、ボディの材は 「 コア 」 でも、 「 マホガニー 」 でもないみたい・・・ 木目がどちらかというと 「 マホガニー 」 に似ていますが、マホよりも目が粗めです。

昔、亡父が日曜大工多用していた 「 ラワン材 」 そっくり。
確かに、この時期、ラワン材が大量に日本に入ってきていた時代ですから、その点は符合すると思います。

いやぁ~、この 50 歳ほどの Ukulele どんな音がするんだろう?

楽しみで仕方がありません。

さてと・・・ LUNA と PIRLES ・・・どちらから手を付けようかな・・・

難航しそうなのは圧倒的に LUNA ですが・・・悩みます・・・けど・・・楽しいです・・・笑

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さて・・・ この LUNA の不具合の様子です。

まず、バック板のネックジョイント部分の 1 弦側
LET’s UKULELE 2-バック板ヘッド側
リペアされた跡があります。 こってりと盛られた接着剤。
バック板が剥がれたので、何とか治して使いたい・・・と思った方に心から敬意を表します。

結果的にこのようになってしまいましたが、
気持ちはよくわかります。

内部から見ると、

LET’s UKULELE 2-バック板ヘッド側 中から
ラベルの上部方向に見える 「 小さな白い一筋 」 ・・・
残念ながら 「 隙間 」 が残ってしまったようで、光が入っています。


そして、バック板のテイル側
LET’s UKULELE 2-バック板 テイル側
激しく浮き上がっています。
ここもリペアを試みられたようで、やはり接着剤が盛り上げられています。

しかし、サイドが、かなり膨らんでしまい、ピッタリと接着できません。
さらに、バック板自体も、歪んでしまっているので、一分の隙間もなく完全に接着するのは、素人の私には無理だと思います。

とは言え、少しでもピタリと納まるよう、まずは、

LET’s UKULELE 2
粗削りのためカッターで盛り上がっている古い接着剤を削り落とし、

次に、サンドペーパーを挿し込んで、さらに削ります。
LET’s UKULELE 2

それと、もう一か所、

LET’s UKULELE 2
トップ板側のテイル板が剥離状態・・・
このまま、圧着しても、膨らんだサイド板が余ってしまいます。

ここはどうしよう・・・

どちらかのサイド板を、接合部分で切り落とそうか・・・

どうせ、私のものになった Ukulele ですから、リペアの練習台になってもらいましょう・・・

もちろん、素人ながらできるだけの工夫はしてみますが・・・苦笑


さてと・・・

この LUNA の他の部分

LET’s UKULELE 2-ナット
サドルは木製です。 材が何かはわかりません。
ローズウッドでしょうか・・・ 1 弦と 3 弦のコースが 「 ✓ 」 のように片方の辺が長いという特徴があります。理由は不明。

ブリッジとサドル
LET’s UKULELE 2-ブリッジとサドル
やや小ぶりなブリッジに、これまたウッド製のサドル。
サドルは接着されているので、どうやら交換不能のようです。

ネックの横顔
LET’s UKULELE 2-ネック横顔
薄くて、トップがフラット。 きっと押弦し易いでしょうね。

そして・・・・

チョイと小さくてぼやけていますが・・・・
LET’s UKULELE 2-全体 ネック直接フレット
この Ukulele には、フィンガーボードがありません。

ネックに直接、フレットが打ち込まれています。

Ukulele が製造され始めた初期のスタイルです。

LUNA は、ヴァイオリン職人の方が、製作に携わり、ピッチの圧倒的な正確さは他のメーカーの追随を許さないほどだったとか。

このスタイルの Ukulele は、私にとって初めてのスタイルです。

リペアして、音を出してみるのが、いまからとっても楽しみです。

では・・・・具体的なリペア手順をどうするかで、少し悩んでみます・・・・笑


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チョイとリペア対象の楽器の様子をみてみましょうか。


まず、 LUNA の方から、

いろいろとネットで調べていますが、明らかな製造年が特定できません。

インナーラベルに 「 380 」 とスタンプされていますので、それか手がかりなのですが、どうにも確定的な情報が見当たらず・・・

なにせメーカーさんがすでに存在しないので問い合わせもままならず・・・

一応、 「 1950 年代かな? 」 という感触は得ました。
 1950 年初期なら 60 歳。 半ばなら 60 歳弱。後半なら私と同じ 50 歳半ば。

ヘッドのデカール

LUNAHead

下手に擦ると剥げてしまうウォーターデカールでしょうか・・・
ここは何としてもオリジナルのままにしておきたいので、サラリと磨くだけにします。

ペグです・・・


何と、ヘッドに挿してあるだけの昔ながらのスタイル。
材質はプラのようです。 初心者の方にはさぞかし扱いづらいでしょうね・・・
ヴァイオリン用の松脂も、三線用のカラクイすべり止め粉も持っていますので活躍しそうです・・・・苦笑

インナーラベルです。

まさしくオリジナルである 「 スペル間違い 」 がちゃんとあります。笑

ちなみに 「 ESTABLISHED 」 となるべきところが 「 ESTALISHED 」  となっています。 どうしたんでしょうね?

おまけに ESTABLISHED のあとに年数がないので、いつが創業かこれではわからない・・・・

 LUNA 社の創業は 1953 年のようですが・・・

サウンドホールのパーフリング

ロープ柄のパーフリングがみごとです。
サウンドホール自体にもいわゆる 「 口輪 」 がきちんとはめ込まれています。(本当は無い方が材の確認がしやすいのでしょうけど・・・)


さて・・・・
この LUNA のどこに不具合があるかという本題ですがチョイと長くなるので、明日以降にあらためて紹介させていただきます。

ごめんなさい・・・

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ウクレレひかずに、風邪ひいて・・・・

おまけに昨年来から 「 ウクレレ・リペア病 」 に罹ったみたい・・・

メンバーや知り合いの方々からリペアを頼まれるならまだしも・・・

とうとう、ジャンクや骨董品を探し始めて治してしまおうと思い始めたら、間違いなく病気でしょう・・・(苦笑)

骨董品などは 「 オリジナルのまま 」 で保存した方が、いわゆる 「 金銭的価値 」 があるのかもしれませんし、場合によっては 「 歴史的価値 」 が維持されるのかもしれません。

しかし、私はあくまでも 「 楽器としてのウクレレ 」 が何かの都合で演奏に使用できないなら、それを演奏できるように蘇生しようという考えです。

でありますから 「 歴史的に保存すべき価値 」 があるウクレレが目の前に現れて、リペアすべきでないなら当然ながら手を加えることはないでしょう・・・もっとも、そのようなことも起きないでしょう・けど・・(笑)

さて・・・・

お次のターゲットはこちらのお二人。

LUNA&PIRLES

向かって右は、かの日本製ウクレレの伝説的名器 「 LUNA 」

左はこれまた日本のウクレレ草創期に一世を風靡したという 「 PIRLES 」

いずれもすでに作られていないウクレレたちです。
( LUNA は最近、キワヤ商会さんが復刻されています)

如何せん、詳細を探る手がかりがほとんどないので残念ですが、

ラベルのモデルナンバーや、ネットで集めた断片的な情報をつなぎ合わせて 「 推測 」 すると、どちらも 50 年、もしくはもっと前に作られたウクレレだと思われます。
(あくまでも " 推測 ” です)

ということは、私より少し若いか、もしくは同じ世代であるウクレレということになります。

この 2 台は、どちらも 「 完全な状態 」 ではありません。 50 年も経てば当然でしょうが・・・・

しかし、コレクター所有だったのか、演奏に使われながらとても大切に扱われてきたのかは知りませんが、パッと見た全体の印象では 50 年以上前のウクレレとは思えないような様子です。

(扱い方によっては、 2 ~ 3 年しか経っていないで演奏にもそれほど使用されないにも関わらずボロボロのガタガタになっている楽器はたくさん存在します・・・かわいそうです)

そこで、この同世代のウクレレを蘇らせよう・・・・と、思います。

もう喜んで 「リペア病  」 に罹ります。(爆)


が・・・・、末娘も呆れています・・・

あじゅ

 「 演奏の練習したほうがいいんじゃないの! 」


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接着作業は、このあとブリッジとサウンドホールの間の 「 落ち込み 」 を防ぐため、ブレイスの後ろに補強板を追加して、各所とも何とか無事に接着完了。

次は、このウクレレを 「 Low-G 」 で使いたいという要望から、ナットを 「 Low-G 仕様 」 に変更する作業。

0.0358 inch のストリングに対応するため、 0.036 inch
のナットファイルで 4 弦コースを拡張

ナットA

まず、コース拡張に集中。 このとき深さはオリジナルの位置まで。

ナットB

拡張が完了してから、深さを調整。 
ナットのコースはヘッドに向けてやや傾斜していますので、オリジナルの傾斜を維持するよう慎重に少しずつ少しずつ削りましょう。

この時、コースの断面が 「 V 字 」 や 「 W 字 」 になるとビビリなどの原因になるので、 「 U 字 」  、 「 凹字 」 になるように、切削はあくまでも焦らず騒がず慎重に慎重に・・・・気を遣って消耗しますけど・・・・笑


さて・・・これらの 「 神経消耗作業 」 もすべて完了し、あとは仕上げの処理。

まずは、くすんでいたフレットを金属磨きで研磨。
その際は、ギター用ですがフィンガーボードガードを装着しましょう。

フレット研磨


そのあとは、オレンジオイルでフィンガーボードを磨きます。
これは、 「 汚れ落とし 」 、 「 乾燥防止 」 、 「 艶出し 」 の、一石三鳥の効果がありますよ。
但し、オイルはごく少量で拭きあげましょう。

フィンガーボード磨き


最後はポリッシャーでボディを磨きます。

ボディポリッシュ


はい、完了。
すてきなコア材の音色がする、きれいなウクレレに戻りました。


あとは、少し様子をみてからオーナーであるメンバーにお返ししましょう。

そういえば・・・・
そのメンバーは現在、長期外遊中・・・・

この Ukulele は、しばらく我が家で育てましょうか・・・・。

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前回、トップ表面の 「 隙間 」 の補修作業から約 1 週間。

取りあえず、きれいに補修が完了。

どうやら・・・これはメンバーの保管状態が影響したのではなく、元々、この材が充分に寝かされて落ち着いた状態になる前に Ukulele になったのではないかと思います。

木材の扱いは本当に難しいんですね・・・・


さて・・・次は、表面からライトを当てるとボディ内にまで光が届いた 「 ブリッジ後ろからボトムにかけての 「 隙間 」 の補修。

ここは、ややトップ板が膨らんでいますので、トップ板の裏から補修材を当てて隙間ごと抑え込む方法を採用。


で、活躍するのがこれ。

クランプ

いわゆる 「 L 字クランプ 」 というものです。

先端に木片が付いていますが、これは、こうして作りました。

クランプ下駄

何のことはない・・・カマボコの板をタイトボンドで接着しただけ・・・です・・・・笑

ボディトップ板の裏にブレイスが 1 本ありますので、それをかわして押さえたいので作りました。

専用工具を持たないアマチュアの知恵・・・いや・・・つらいところです・・・。

このクランプを使って、この厚さ 1 mm 少々、幅 10mm 弱、長さ 40 mm 弱の補修材をボディの奥深くに貼り付けます。

トップ裏の材

一気に接着したので途中の画像はありません・・・・

クランピングが完了した後の画像です。

クランピング

ボトム側のクランプは、テイルブロックにかかるストレスを軽減してやるための補助クランプです。

さて・・・ 1 時間程クランピングして、あとは一昼夜寝かせておきましょうか…

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さて・・・


先週、メンバーから預かった 「 コア材のコンサート 」 。

①トップ板のサイドとバインディングの間と、②ブリッジのボトム側のブックマッチ部分に発生した材の縮み

放っておくと、さらに拡がる可能性もあるので何とか手当てした方が良いに決まっています。


まず、②については当初はトップ表面からタイトボンドを流し込む固定措置でしのごうかと思いました。

しかし、材の膨らみも発生しているので、単なる接着剤の流し込みでは効果が期待できそうもありません・・・

したがって、②はトップ板裏から補強材を貼り付ける手段を選択しました。

現在、クランプを手配中なので、作業はもう少し先に実施予定。
もっとも、専用のクランプなんてないのでサイズのみで選択して使用方法を工夫するしかありません・・・アマチュアの辛いところです・・・

それで・・・

今日は①の
トップ板のサイドとバインディングの間の 「 隙間 」 の手当

 1 mm にも満たない隙間なので、作業としては難しいかもしれません・・・
しかし、まだトップ板が内部のプレート状のライニングに乗っている今こそ作業をするべきかな?と感じます。

工作用シリンジにタイトボンドを充填して、あえてニードルは使わず、まずは隙間の上にタイトボンドを流します。


次に、薄すぎず、厚すぎず、硬すぎず、柔らかすぎない 「 紙 」 を探します・・・笑

ちょうどよかったのが 「 付箋紙 」 ・・・

この付箋紙で隙間に接着剤を流し込み、塗り込みます。

接着剤は乾くと痩せますが、この場合は隙間の長辺方向に接着剤の痩せによる切れ目ができますので、乾燥の様子を観察しながら何度も塗布作業を繰り返します。
単なる仕上げの見栄えだけで、表面の痩せは接着強度には関係ないと思います )


ちなみに、タイトボンドは乾く前なら濡れたウエスできれいに拭き取ることができるので、多少のはみ出しは後処理さえしっかりすれば心配いりません。


さて・・・まずはこの作業の成り行きをもう少し見守りましょうか・・・


実は・・・

このほかに 「 ビンテージもの 」 のウクレレのリペアーも予定しています。
 「 リペアー # 3 」 は、この # 2 のあとにリポートします。


最近はウクレレ弾くより、直している方の時間が長い・・・ マズイよな・・・ 笑



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昨年、縁あって、バラバラになっていた’70年代のカマカ・パイナップルを蘇生させました。

もちろん、あれほど大がかりで手の込んだリペアは初めてでしたが、周囲の支援もあって無事に完了しました。
( オフィシャルブログの昨年8月あたり、 「 プロジェクト 」 というカテゴリーに Report をたくさん載せています )

すると・・・

今度は DUA メンバーから・・・

メンバーの名前と、楽器のメーカー名は公表できませんが、ブランドは名の通った日本の楽器です。

まず・・・

ボディトップのコア材が収縮したのか、アバロンのバインディングのところに隙間が発生・・・


ブリッジのボディエンド側のブックマッチ部分にも・・・


わかりにくいので、表面からLEDライトを当てると

ボディ内に・・・・



ブリッジの後ろ側は、トップ板が膨らんできているし・・・・

さて・・・

この見た目もきれいで、良い音色のウクレレ・・・・

どんな方法で、この危険な状態から脱しようか?・・・・

しばらく悩んでみよう・・・・(笑)

どなたか、何か良い知恵を・・・


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