外国人ユーチューバーは親善大使? 喧嘩するよりも仲良くした方がお互いに得られる利益は大きい | 日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

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思いつくことを適当に書き込んで行きます。まことしやかに書かれておりますが、何の根拠もありません。適当に読み流してください。

何度か取り上げたことがありますが、ゲーム理論という数学理論を使った戦略論というものがあります。

 

 

 

有名な「囚人のジレンマ」 これ、お互いに協調した場合が一番有益なのです

 

 

 

 

その中に、「生き残りゲーム(シュミレーション)」というものがあります。参加プレーヤーとして、

 

 

 

1.喧嘩上等。誰とでも喧嘩するでー。かかってこいや、こら!

2.基本的には平和愛好者。ただし、裏切り者には制裁を加えます。ナメてもらっては困ります

3.とことん平和主義です。お人好しの善人とも言われます

 

 

という、それぞれ性格(戦略手法)の異なったプレーヤーを同じ数だけ用意します。

 

 

 

そして、いざスタートです。プロレスでいうバトルロイヤル、無差別試合のようなものです。

 

これは、コンピューターを使ってシュミレーションするものでして、研究者たちの予想は2こそが有利ではないかと考えておりました。

 

 

 

して、実際にやってみますと・・・。

 

 

これは予想されたことであったようですが、喧嘩上等の1が、真っ先に脱落します。1と1がぶつかったら、お互いのつぶしあいですからねえ。

 

でも、このゲームの目的は相手に勝つことではなく、生き残ることが目的です。

 

2も、いいように思えたのですが、困ったことに2は、時々相手を裏切ります(※ そういうふうにプログラムされていました)。その場合、2と2がぶつかった場合、「やられたら、やりかえす」ことになり、これまたお互いにつぶしあうことになります。

 

 

さてさて、意外なことに、最後まで生き残ったのは3の、とことん平和主義者でした。

 

 

このようなゲーム理論を、例えば今日の世界情勢にまてみますと、ロシア、中国、北朝鮮なんて国は1ではないかと思われてきます。

 

 

これに対し、日本は、なんせ原則的には戦争放棄の平和国家ですからねえ。きわめて3に近いのではないか。

 

 

 

 

なんてことを念頭において。

 

あっしは、最近、日本在住の外国人ユーチューバーの動画をよく見ております。

 

 

このところ訪日外国人観光客がやたらと増えて、当初はその経済効果に喜んでましたが、最近はその弊害が問題ともなっております。

 

 

これに対し、例えば小さい頃にアニメや漫画を見て、日本という国に興味を持ち、最初は観光や留学で訪日するも、日本がとことん気に入ってしまい、あるいは日本人と結ばれて、そのまま日本に在住することになったという方々です。

 

 

 

日本在住の外国人ユーチューバーの一人、あしや(ロシア人)

 

 

 

まあ、日本人だって、同じように海外に行き、同じような経緯でそのままそこに住み着いてしまったという方も少なくないようですからねえ。

 

日本はこれまで、さほどではありませんでしたが、アメリカなんぞは最初から移民社会ですし、ヨーロッパなども、人口構成は遥かに複雑なようです。

 

 

して、日本在住の外国人ユーチューバーの声を聞きますに、概ね日本に対して好評価でして、批判的なことを言う方はまずいません。とは言っても、例えば観光や留学として日本にやって来るも、想像していた国ではなかったと失望される方もいるとされます。

 

まあ、こういう感覚は人それぞれ違うものですから一概に言えませんが、日本という国が気に入って住んでいるという方に共通して言えるのは、「郷に入れば郷に従え」という考え方ではないかと思います。

 

好き嫌いはあるかもしれませんが、それぞれの国には独自の文化があり慣習があります。まずは、それに従うべきではないかと思います。これができないような方ですと、思うに、どこに行っても失望するように思います。

 

 

しかしながら、そういう文化、慣習という制約があっても、なおかつ日本という国は魅力的だと思い、そのまま、日本にいるという方が少なくないのに驚きます。

 

 

日本という国はそんなに魅力的な国なんでしょうか?

 

 

 

 

 

そんな日本在住の外国人ユーチューバーの挙げる動画(記事)を見ていますと、彼らは母国のことも紹介することが多く、これにより。これを見る我々日本人はその国の生の姿の一端を知ることができるように思いました。

 

観光で訪れても、あくまでその国の表面的なものだけで、文化や慣習を深く知るようなことはできないものですが、彼らの紹介する母国の文化や慣習はきわめて興味深いものです。勉強にもなります。

 

 

あっしが、現在、お気に入りとしている動画の外国人の出身は、イギリス、フランス、オーストラリア、イタリア、ウクライナ、ロシア、ジョージア、エジプト、メキシコ、コロンビア、中国、台湾、ネパール、韓国といった国々で、なぜかロシアの方が多いですねえ。

 

 

また、ジョージアなんてヨーロッパの小さな国(※ 旧ソ連)のことは、ほとんど知らずにいました。

 

しかし、その動画を見るようになり、次第に興味を持つと同時に親近感を抱くようにもなりました。

 

そして、もっとこの国のことを知りたいと思っております。

 

 

 

 

吉野家の牛丼を食べて大感激したジョージア人の動画

 

 

 

こうなりますと、日本在住の外国人ユーチューバーというのは、言うなれば親善大使のようなものではないかと考えます。

 

 

そして友好関係が深まれば、お互いに得る利益も少なくないように思います。

 

ジョージアという国は、ワインも有名なのだそうで、機会があればこれを飲みたい、なんてねえ。手に入るというなら買いますよ。

 

 

 

 

ジョージアのワイン

 

 

 

一方の、例えばロシアなんかの国ですと、いったいこの国は、今度の戦争で得たものと失ったものでは、どちらが大きいのか。

 

逆にウクライナですが、今度の戦争が起きる前はそれこそ、ジョージアという国と同じく、ほとんど知ることのない国でしたが、今や、いろんなことを知るようになっており、やはり親近感を抱く国になっております。

 

 

 

仲良くして得られた利益 > 喧嘩して得たもの ー 失ったもの

 

 

 

だと思うんですがねえ。

 

 

そこまで、頭が回らないロシアのプーチンさんはアホウとしかいいようがない、と。