あやしい宗教学 国家神道による神社の創建ラッシュ 中には一般人が参拝できないものもあります | 日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

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思いつくことを適当に書き込んで行きます。まことしやかに書かれておりますが、何の根拠もありません。適当に読み流してください。

神社といいますと、長い伝統と歴史を持った由緒あるものというイメージが思い浮かびますが、そして確かにそういった神社が主流なのですが、実は明治になって新たに創建された、少なくとも形の上では可能な限り古く装われた神社も多数あります。

 

 

例えば奈良にあります橿原(かしはら)神宮の主祭神は神武天皇でして、神武天皇といったら初代天皇とされる方ですから、さぞかし由緒ある神社かといいますと、創建はなんと明治23年であります。

 

 

 

橿原神宮

 

 

 

次に京都は時代祭りでも知られる平安神宮の主祭神は、桓武天皇、孝明天皇(※ 明治天皇の父)でして、こちらは明治28年の創建であります。

 

 

さらに、明治天皇が主祭神である明治神宮にいたっては大正9年の創建です。

 

 

 

なーんも知らん外国人の観光客の方なんかが、こういった神社を訪れ、そこに漂う、それこそ古式ゆかしいムードに圧倒され「歴史の重さを感じますねえ」なんて言ったとしても、間違いだとはいいませんが、騙されちゃいけません。

 

 

いや、まあ、べつに、こういった神社が騙している、というわけではないんですけど。

 

 

 

さて、こういった明治以降に創建された神社における祭神ですが、あくまで国教としての神道(国家神道)に沿った神々でして、古くから一般民衆の信仰の対象としてきたような神々ではありません。

 

 

上の三つの神社の祭神は、いずれも天皇、皇后であります。

 

 

そんな畏れ多い神社で、家内安全だの、商売繁盛だの、恋愛成就だの、下々の人間の、いっそ、らっちもない祈願をするなんぞ無礼極まりないような気もします。

 

 

他にも、天皇を祀る神社として崇徳天皇、淳仁天皇の白峰神宮(京都)、後鳥羽・土御門・順徳の三天皇を祀る水無瀬神宮(大阪)、安徳天皇を祀る赤間神宮(山口)があります。

 

 

なお、赤間神宮はもとは寺院でしたが、明治になって神社に変更されております。

 

 

 

次に、南北朝時代の南朝方の忠臣であった楠木正成が祭神の湊川神社(兵庫)、同じく北畠顕家、親房親子が祭神の阿倍野神社(大阪)などがあります。

 

 

続いては、近代天皇制国家のために戦って亡くなった兵士を祭神として祀る、靖国神社(東京)、護国神社(全国)、招魂社(全国)があります。

 

 

 

国家神道のシンボルとも言われる靖国神社

 

 

 

さらに、これはちょっと笑えるのですが、徳川家康を神として祀る東照宮(栃木、静岡)の権威を低めるためにということなのか、織田信長を祀る建勲神社(京都)や豊臣秀吉を祀る豊国神社(愛知・大阪)などがあります。

 

 

 

して、いずれも祭神は人間であります。(※ 明治天皇は生存中も神でしたが)

 

 

 

日本の民間信仰には、亡くなった方がやがては「御先祖様」という祖先神になるという考え方があるとされますが、その神が神社に祀られるなんてことはありません。

 

 

どしても神社に祀られたいという方は、自衛隊に入って殉職すれば靖国神社に祀られるはずです。

 

たぶん・・・。

 

 

 

菅原道真、平将門なんて方も今は神として祀られておりますが、やや意味が違います。

 

 

 

ちなみに、明治から大正にかけて、旧藩主を祭神として、その城址内に神社が作られることも多く、上杉謙信、武田信玄などが神として祀られております。

 

 

いっそ、銅像なんかでもいいのではないかという気もしますが、神ともなると格があがるんでしょうか。

まあ、お賽銭も集まるんでしょうが。(銅像じゃ、お賽銭は集まらないでしょう)

 

 

なお、終戦と同時に無くなりましたが、かつて日本が占領した朝鮮や台湾、樺太にも神社が作られました。

 

 

 

朝鮮神宮

 

 

 

最後に、神社ではありますが、一般人が参拝できないものがあります。

 

 

なんせ、それは皇居内にありまして、これを宮中三殿なんて言います。ここに、あの「三種の神器」があるのかといいますと、勾玉(まがたま)以外はレプリカ(模造品・代用品)でして、伊勢神宮熱田神宮にあります。

 

 

 

 

一般人は参拝できない神社 宮中三殿

 

 

 

なぜ、このように分散しているのかといいますと、それぞれ超神秘的にして絶大なパワーを秘めたものゆえに、これが三つ揃うと異様な力となり危険すぎる、という説もあります。

 

 

なお、これらの神器は天皇自身ですら見ることを禁じられているとされます。

 

 

しかし、かつて江戸時代に、熱田神宮の神官数名が畏れ多くもこのタブーを犯し、これを見たともされます。して、その天罰なのか、いずれの神官も原因不明の病に倒れ亡くなってしまったのだとか。

 

何と言いますか、エジプトのツタンカーメンのミイラの呪いを思い出させます。

 

 

 

さて、宮中三殿ですが、そもそも、ここにおける正式な神官は天皇であるとされます。

 

古来より、天皇は言うなれば日本最高位の神官、祭司として神々に、国家安泰、五穀豊穣などを祈願してこられたのであります。

 

 

 

考えてみますに、このように、畏れ多くも天皇陛下が神々にこのような祈願をされておられるからこそ、日本という国は平和で豊かなのでしょう。

 

 

ありがたいことなのであります。

 

 

 

でありますから、

 

 

 

 

 

こうしてお酒が飲めるのも、天皇陛下のおかげです

あっ・・、いや、社長もそうです。はい

 

さあ、もう、今日はとことんいきましょう!無礼講でねえ

 

さあ、てめーら、みんな飲めー!

それ、いっき、いっき、いっき!百姓一揆!

 

 

 

なーんて、たわ言をほざいてるような輩は、いっそ不敬罪です。非国民です。