諸外国の人々から見て、日本という国は、そして日本人は魅力的なのか? 1 食べ物 | 日々の妄言、ざれ言、たわ言、世迷言

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思いつくことを適当に書き込んで行きます。まことしやかに書かれておりますが、何の根拠もありません。適当に読み流してください。

訪日観光客、あるいは在日外国人の方々の動画をよく見ております。インタビューに答えているものもあれば、自らの感想を投稿しているものもあります。

 

そして、それらは概ね好評で、別にあっし自身が褒められているわけではありませんが、悪い気はしません。

 

 

かつて、まだ世界的に見ても海外旅行が珍しかったころ、欧米人が日本に抱いていたイメージは、それこそ富士山、桜、芸者、侍、寿司、すき焼きといったものだったのでしょう。いうところの情報革命なんてものも始まっておらず、日本を紹介する学校の教科書に明治時代の生活風景が載っていた、なんて話も聞いたことがあります。

 

 

 

 

 

歴史的には、例えばフランスなどがいち早く日本という国に強い関心を抱いていたともされます。19世紀後半以降はジャポニズムというという日本文化に対する趣味を好む傾向も生まれたとされます。ゴッホモネといった画家も強い影響を受けたとされます。

 

日本の浮世絵に強い関心を持ったゴッホなどは歌川広重名所江戸百景の『大はしあたけの夕立』の絵に感動し、これを模写しております。

 

 

 

 

 

 

日本人のような繊細で純真な心を持って、日本人のように自然の中で暮らしたい」なんて言っていたともされます。

 

 

 

西洋人すれば、自分達とは全く異なったと思われるその日本文化の感性が魅力的に感じたのか。

 

まあ、これはお互いさまで、例えば明治から昭和の初めにかけ日本の文化人たちも西洋、特にフランスなどには強いあこがれと関心を持って、中には移住してしまった方もおります。

 

 

 

藤田藤嗣

 

 

 

遠い異国に興味関心を抱くのは今に始まったことではないのでしょうが、今やその気になれば誰しもが世界を自由に旅できる時代となっております。

 

さて、そんな中にあって、2020年に、日本政策投資銀行日本交通公社(JTBF)が中国、台湾、韓国、米国、英国、オーストラリアの人々を対象に、「海外に行くならどこに行きたいか?」という調査を行ったとされ、その第一位は日本であったとされます。

 

まあ、他の国々にあっても似たような結果になるのかもしれませんねえ。

 

 

以下、日本の何がそんなに魅力的と感じたのかについて考えてみたいと思います。

 

 

 

[ 食べ物がおいしい ]

 

 

以前から寿司すき焼きなんてものが人気がありました。こと、この寿司にあっては、海外の方の様々な動画を見ていて思うのは、みな異常なくらいに感激しております。

 

 

 

 

 

まず、そもそも海外では、魚を含めて生で食べるという習慣はまずないのだとか。衛生面から言っても怖くて食べられないともされます。日本だって同じなんでしょうが、幸いなことに日本は島国で海に囲まれ魚が豊富に獲れるので、こと現在のような流通システムが確立されておりますと、全国どこでも新鮮な魚が手に入ります。

 

ゆえに刺身もおいしいとされますが、寿司というのは、、ただ生魚を飯の上に乗せたというものではありません。酢飯もさることながら、職人によって相応の加工処理がなされております。

 

寿司には、なんと1000年もの歴史があるそうでして、既に奈良時代には食べられていたのだとか。

 

 

現代では海外にも数多くの寿司店があるとされますが、海外の方に言わせますと、やはり本場の寿司は全く違うのだとか。

よく言われるのは、海外だとカルフォルニアロールのような巻き寿司が主流だとされます。

 

また、鮮度維持や加工処理のノウハウが十分ではなく、言い方は悪いですが「ニセモノ」に近いのか。

 

 

まあねえ。だてに1000年の歴史ではないのであります。

 

 

 

寿司をナメるんじゃねー

 

 

なんて、日本の寿司職人が言いそうな気がします。

 

いや、舐めるんじゃなくって、食うんですよ、なんてつまらんことを言うと張り倒されると思いますけど。

 

 

まあ、どんな国、文化にあっても、その伝統料理はおいしいはずで、寿司も言うなれば日本の伝統料理ですからねえ。

 

 

動画を見ていると、マグロの赤身、中トロにはじまり、タイやアジ、そしてサーモンが一番の人気のようでして、見るからにおいしそうに食べている海外の方を見るに、こちらまで微笑ましい気持ちになってきます。

 

中には、イクラやウニ、様々な貝類、イカ、タコ、アナゴといったものにまで舌鼓を打っている方も少なくありません。

 

 

 

ついでに言えば、がものすごくおいしいのだとも。

 

海外にもコメはもちろんあって、食べる文化もあるようですが、質や味が全く違うのだとか。日本人は米離れしつつある、なんて言われている中、JA(農協)が聞いたら涙を流して喜びそうな気もします。まあねえ、米は日本人の主食でしたから、長い時間をかけて品種改良を続け、現在のようなおいしい米を作り出しているのでしょう。

 

 

 

 

 

 

我々日本人は、それを当たり前のことのして食べておりますが、やはり海外の方からすれば驚きなのでしょう。

 

寿司の米もさることながら、とにかく日本のお米に惚れた、なんてことを言っていた方々もおります。

 

 

 

寿司に続いて、人気があるのがやはりラーメンでしょう。

 

 

しかし、今でこそ国民食というくらいに普及してますが、一般的になったのは戦後のことだとされます。特に中国からの引揚者がこれを作って広めたのではないかとされます。かつては「志那そば」、「中華そば」なんて言ってました。

 

 

むろん、そのルーツは中国の麺料理であったとは思いますが、もっとずっと簡略化したもので、具材もチャーシュウ、メンマ、ナルト、海苔といった、ごくありふれた具材を載せただけのものでした。

 

 

麻雀作家、阿佐田哲也のエッセイの中に、中国の大きなレストランで働いていたという老コックが戦後、日本に帰って来て中華料理屋を始めたものの、なぜかメニューにラーメンがなく、尋ねると「あんなものは、乞食の食うもんです」と言ったという話があります。

 

なるほど、本格的な中華料理を作ってきたからすれば、ラーメンなんてものは料理ともいえないようなものであったのかもしれませんねえ。

 

しかし、このラーメン、日本では飛躍的な進化を遂げ、もはや様々なバリエーションも登場し、日本に来た外国の方は食べると、もう病みつきになってしまう、なんて話もあります。

 

ついでに言えば、インスタントラーメン日清が1958年に発売した、当時は即席ラーメンといいましたが、チキンラーメンが最初でしょう。

 

 

これまた、飛躍的進化を遂げ、もはや日本人の食生活には欠かせないものにもなっております。ついでに言えば、アジアにも普及し、もしかしたら今ではそちらの方が大量に消費しているのかもしれません。

 

 

 

 

ベトナムのインスタントラーメン

 

 

 

日本人は研究熱心で、創意工夫を怠らない、なんて言われたりもしますが、インスタントラーメンもまた、それこそまだまだ進化してゆくように大思います。非常食としても重宝しますしねえ。

 

 

余談ですが、かつて、東京に、このインスタントラーメン専門店がありました。名前を木馬亭といいます。目の前で袋を破り作ってくれます。特製スープを入れ、はんぺん、もやし、ちくわなどの様々具材を載せてくれました。店長の勧めがイトーヨーカ堂の醤油ラーメンなのだとか。

 

 

けっこう、若者に人気があったと聞きましたが、今はもうないでしょう。