★タイガーマスク運動、施設で育った草間・高萩市長「現金の寄付が便利 必要なのは理解」
タイガーマスク運動、施設で育った草間・高萩市長に聞く
<朝日新聞2011年1月22日写真草間吉夫・高萩市長=高萩市役所>
「タイガーマスク運動」を行政はどう受け止めているのか。自らも児童養護施設で育った草間吉夫・高萩市長に聞いた。
■現金の寄付が便利 必要なのは理解
タイガーマスクは、児童養護と行政の現場に新しい宿題を投げかけてくれた。継続的な寄付を望むなら、施設もその態勢を整えないといけない。
施設からは言いにくいが、本当に寄付してほしいのは現金だ。需給のミスマッチを防げるし、あらゆることにすぐ使える。ただ、最も必要なのは施設や子どもたちへの理解だ。
あえて言えば、理解してもらうための努力が施設の側に足りなかったのかもしれない。支援者を積極的に施設に招き、子どもの成長を見せるなどの工夫が必要だ。
そうした努力で、名乗っても問題のない文化を育てたい。寄付者から、顔の見える支援者になってほしい。本当においしい食べ物や、本物のオペラに招待するなど、施設だからこそできる体験を子どもたちにさせてほしい。
子どもたちは、タイガーマスク運動をどう見ているのだろう。あなたたちに、温かい思いを寄せている大人がたくさんいる。一人きりではない、ということをわかってほしい。
タイガーマスク運動家
伊達直虎
★タイガーマスク運動:善意を生かすためには、送り先の要望を事前に確認しましょう!
親と暮らせない子どもたちにと、漫画「タイガーマスク」の主人公「伊達直人」を名乗る人物などからの贈り物が、全国各地に届いている。
児童養護施設などの多くは歓迎しているが、善意を生かすためには、送り先の要望を事前に確認する配慮も求められている。
東京都練馬区の児童養護施設「錦華学院」には、今月13日と15日、「タイガーマスク」や「坂本龍馬」からのプレゼントが計3件届いた。施設長の土田秀行さんは、「温かい励ましのメッセージも添えられ、子どもたちは大変喜んでいる。とても感謝しています」と話す。
親との死別や虐待などにより、児童養護施設で育つ子どもは全国で約3万人。日常の生活費は公費でまかなわれている。その一方で、施設の整備・修繕費や、学校の部活動でかかる費用、退所後の生活支援などの資金は、大半の施設で不足しているのが現状だ。
昨年末、前橋市の児童相談所にランドセル10個が届けられて以降、「タイガーマスク」による寄付の広がりを歓迎する施設も多い。
ただ、せっかくの善意が生かされないケースもある。相模原市では16日、「子どもたちに食べさせてください」などと書かれた手紙とともに、手作りとみられるチャーシュー入りの保冷バッグが、市の関連施設に届いた。同市の担当者は「製造日時も確認できず、子どもたちに届けるわけにもいかなかった」と話す。
ランドセルを贈られた首都圏のある施設の責任者は、「今春必要なランドセルはすでに準備していた」と打ち明ける。
名古屋市の「名古屋養育院」施設長、平井誠敏さんは、「せっかくの善意を十分に活用できないと申し訳ないので、事前に施設に問い合わせていただけるとありがたい」と話す。また、できれば名前を教えてほしいという。
「お礼の手紙を書くことなどで、子どもたちにも、多くの人の善意に支えられていることを伝えられる」
施設の所在地や連絡先が分からなかったりした場合は、どうすればいいのか。
全国の児童養護施設が加盟する「全国児童養護施設協議会」(東京)では、ホームページで、全国579か所の施設を一覧にして紹介している。中央共同募金会(電話03・3581・3846)でも、寄付に関する相談に応じている。
現金などを、社会福祉法人や認定NPO(非営利組織)法人、国や自治体に寄付すると、原則として所得税が控除される。寄付金の合計額(総所得の40%が上限)から2000円を引いた額が、課税所得から差し引かれるなどの仕組みだ。控除を受けるには、寄付した先から領収証などをもらい、確定申告する必要がある。このほか、住民税が控除されるケースもある。
市民団体「『なくそう!子どもの貧困』全国ネットワーク」共同代表の山野良一さんは、
「今回の動きが、親と暮らせない子どもたちの現状や、人手が足りず厳しい運営を強いられている施設の状況などを知ってもらうきっかけになれば。一過性のものにせず、子どもへの支援を今後も続けていってほしい」
と話す。
◇
社会的な支援によって子どもたちが生活している福祉施設には、児童養護施設のほか、乳児院や母子生活支援施設などがある。
・全国児童養護施設協議会
http://www.zenyokyo.gr.jp/
・全国乳児福祉協議会
http://www.nyujiin.gr.jp/
・全国母子生活支援施設協議会
http://zenbokyou.jp/
・全国自立援助ホーム協議会
http://www1.odn.ne.jp/jienkyou/
(2011年1月21日 読売新聞より)
タイガーマスク運動家
伊達直虎
児童養護施設などの多くは歓迎しているが、善意を生かすためには、送り先の要望を事前に確認する配慮も求められている。
東京都練馬区の児童養護施設「錦華学院」には、今月13日と15日、「タイガーマスク」や「坂本龍馬」からのプレゼントが計3件届いた。施設長の土田秀行さんは、「温かい励ましのメッセージも添えられ、子どもたちは大変喜んでいる。とても感謝しています」と話す。
親との死別や虐待などにより、児童養護施設で育つ子どもは全国で約3万人。日常の生活費は公費でまかなわれている。その一方で、施設の整備・修繕費や、学校の部活動でかかる費用、退所後の生活支援などの資金は、大半の施設で不足しているのが現状だ。
昨年末、前橋市の児童相談所にランドセル10個が届けられて以降、「タイガーマスク」による寄付の広がりを歓迎する施設も多い。
ただ、せっかくの善意が生かされないケースもある。相模原市では16日、「子どもたちに食べさせてください」などと書かれた手紙とともに、手作りとみられるチャーシュー入りの保冷バッグが、市の関連施設に届いた。同市の担当者は「製造日時も確認できず、子どもたちに届けるわけにもいかなかった」と話す。
ランドセルを贈られた首都圏のある施設の責任者は、「今春必要なランドセルはすでに準備していた」と打ち明ける。
名古屋市の「名古屋養育院」施設長、平井誠敏さんは、「せっかくの善意を十分に活用できないと申し訳ないので、事前に施設に問い合わせていただけるとありがたい」と話す。また、できれば名前を教えてほしいという。
「お礼の手紙を書くことなどで、子どもたちにも、多くの人の善意に支えられていることを伝えられる」
施設の所在地や連絡先が分からなかったりした場合は、どうすればいいのか。
全国の児童養護施設が加盟する「全国児童養護施設協議会」(東京)では、ホームページで、全国579か所の施設を一覧にして紹介している。中央共同募金会(電話03・3581・3846)でも、寄付に関する相談に応じている。
現金などを、社会福祉法人や認定NPO(非営利組織)法人、国や自治体に寄付すると、原則として所得税が控除される。寄付金の合計額(総所得の40%が上限)から2000円を引いた額が、課税所得から差し引かれるなどの仕組みだ。控除を受けるには、寄付した先から領収証などをもらい、確定申告する必要がある。このほか、住民税が控除されるケースもある。
市民団体「『なくそう!子どもの貧困』全国ネットワーク」共同代表の山野良一さんは、
「今回の動きが、親と暮らせない子どもたちの現状や、人手が足りず厳しい運営を強いられている施設の状況などを知ってもらうきっかけになれば。一過性のものにせず、子どもへの支援を今後も続けていってほしい」
と話す。
◇
社会的な支援によって子どもたちが生活している福祉施設には、児童養護施設のほか、乳児院や母子生活支援施設などがある。
・全国児童養護施設協議会
http://www.zenyokyo.gr.jp/
・全国乳児福祉協議会
http://www.nyujiin.gr.jp/
・全国母子生活支援施設協議会
http://zenbokyou.jp/
・全国自立援助ホーム協議会
http://www1.odn.ne.jp/jienkyou/
(2011年1月21日 読売新聞より)
タイガーマスク運動家
伊達直虎
★巨人、ランドセルで“第3の収入源”確保に本腰「ならば寄贈もお願いしますBY伊達直虎」
産経ニュース
プロ野球の巨人が、インターネットでの通信販売事業に本腰を入れ始めた。
商品は野球とはかけ離れたコメやランドセル、球団マスコットのひな人形など。将来的に通販事業を入場料、放送権料に続く“第3の収入源”にしたい考えだ。
昨年9月、巨人は若手選手が生活するジャイアンツ寮やジャイアンツ球場(いずれも川崎市)から出た生ごみを加工した堆肥を利用して育てた茨城県産コシヒカリ「巨人元気米」(5キロ、2990円)の販売を開始。
タイガーマスク運動家
伊達直虎
12月までの累計で約1300袋を売り上げており、「予想以上の反響」(営業企画部)という。
同12月には春の入学シーズンに向け、巨人のロゴマークの飾りボタンなどを入れた「ジャイアンツオリジナルランドセル」(4万2千円)の販売もスタートさせ、1月末まで注文を受け付けている。
畑違いのビジネスに乗り出した背景には、球団経営への危機感がある。昨年の巨人の観客動員数は296万6626人。実数発表となった平成17年以降では球団最多と他球団がうらやむ人気を誇る。
ただ、昨季のテレビ地上波でのナイター中継の平均視聴率は8・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と低迷。球団は黒字と経営は堅調とはいえ、入場料収入と放送権料収入には頭打ち感があり、今後は新たな収益源の確保が必要と予想される。
「放送権料にしてもこの先どうなるか分からない。(球団の収入は)入場料収入と放送権料で全体の9割を占めるが、その他の収入は数パーセントしかない」。桃井恒和球団社長はこう内情を明かす。
球場で販売する応援グッズと違って“場所代”がかからない点も、野球とは毛色の違う商品のネット販売事業を推し進める理由だ。「球場ではなくても売れる商品を作っていかないといけない」という桃井社長は「盤石な経営態勢を築くために、入場料、放送権料に次ぐ『第三の収入源』の比率をより高めることが重要。その第三の柱を育てるスタートの年にしたい」と話している。(浅野英介)
プロ野球の巨人が、インターネットでの通信販売事業に本腰を入れ始めた。
商品は野球とはかけ離れたコメやランドセル、球団マスコットのひな人形など。将来的に通販事業を入場料、放送権料に続く“第3の収入源”にしたい考えだ。
昨年9月、巨人は若手選手が生活するジャイアンツ寮やジャイアンツ球場(いずれも川崎市)から出た生ごみを加工した堆肥を利用して育てた茨城県産コシヒカリ「巨人元気米」(5キロ、2990円)の販売を開始。
タイガーマスク運動家
伊達直虎
12月までの累計で約1300袋を売り上げており、「予想以上の反響」(営業企画部)という。
同12月には春の入学シーズンに向け、巨人のロゴマークの飾りボタンなどを入れた「ジャイアンツオリジナルランドセル」(4万2千円)の販売もスタートさせ、1月末まで注文を受け付けている。
畑違いのビジネスに乗り出した背景には、球団経営への危機感がある。昨年の巨人の観客動員数は296万6626人。実数発表となった平成17年以降では球団最多と他球団がうらやむ人気を誇る。
ただ、昨季のテレビ地上波でのナイター中継の平均視聴率は8・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と低迷。球団は黒字と経営は堅調とはいえ、入場料収入と放送権料収入には頭打ち感があり、今後は新たな収益源の確保が必要と予想される。
「放送権料にしてもこの先どうなるか分からない。(球団の収入は)入場料収入と放送権料で全体の9割を占めるが、その他の収入は数パーセントしかない」。桃井恒和球団社長はこう内情を明かす。
球場で販売する応援グッズと違って“場所代”がかからない点も、野球とは毛色の違う商品のネット販売事業を推し進める理由だ。「球場ではなくても売れる商品を作っていかないといけない」という桃井社長は「盤石な経営態勢を築くために、入場料、放送権料に次ぐ『第三の収入源』の比率をより高めることが重要。その第三の柱を育てるスタートの年にしたい」と話している。(浅野英介)