１９９８年作 「聖夜ー３」
癒されます。
励まされます。
これってどういう事なのか
俺にはイマイチ分からないのよね。
一杯飲んで音楽なんて聞いてたら
良い気分になるのなら、よく分かるけど
自分の心の根深い所までは
そんな程度じゃ癒されはしないぜ。
励まされるっていうのも
似たようなもので、そんな程度じゃ
話にならないや。
自分の事は、自分で解決しなきゃ
どうしようもないじゃない。
もし、本当に自分を癒したい
励ましたいと思うなら
簡単な方法は
他人を癒したり、励ましたりするのが
一番てっとり早いぜ。
俺は、自分の個展で自分の作品に
客が喜んでくれたら
自分の心の奥深い部分まで
癒される思いがするんだけど・・・・
個展を終える度に、
自分が励まされたような気がするぜ。
これは、持ちつ持たれつの関係だから
他人の為に何かするのは
自分に対しての、癒しの行為であり
励ましの行為だと思うのよね・・・
金魚のように口をパクパク開けて
他人に癒される、励まされるのを
待ってるようじゃ
いつまで、たっても心はすさんで
空しいままだと思うぜ。
give and take ギブ アンド テイク
て言葉は俺は好きなのよ。
何かを与えようとしないのに
貰うことばかり考えるのは
実にセコくてズルい話じゃない。
それに、自分の中に良いモノが
一杯あるのに、それを発見する機会を
逃してるようなものだぜ。
誰かを癒す、励ますことを
考えてりゃ、他人を妬んだり、ひがんだりする
事がなくなるぜ。
ただし、小さな親切、大きなお世話で
俺みたいに「放っておいてくれ！」
なんて言う、ひねくれ者がいるから
傷つかないで頂戴。
しかし、俺も偉そうなこと言うじゃない。
それも上から目線だぜ・・・
これじゃ、そこらのクソ坊主か
アホな啓発セミナーと同じだぜ。
恥ずかしいったらありゃしない。
分をわきまえろ
野良犬野郎が！
ＰＣの向こうから聞こえて
きそうだからこの辺で
キャンキャンだぜ。
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