今日の大阪は、朝から、雨。
糸をひく様な、細かい雨が、一日中、しとしと
声を、ひそめるように、降り続くなか、
どこからか、キンモクセイの香りが、漂い
まさに、秋の風情じゃ。
こういう日には、熱燗だろう。
肴は、ブリ大根じゃ。 昨日、魚屋で、ブリを、さばいていたので、
切り身と、ともに、カマも、買って帰り、
仕込んでおいたんだ。
夕方、酔い覚ましに、秋雨の降る中を、
散歩に、出かけた。
「遠視と近視」・・・酔って、歩いてると、いつも、
変な事を、考えてしまう。
現代人って、遠視なのかも、知れない。
遠視と、言っても、心の有り様がさ・・・
遠視って、近くのものが、見えにくい、見えない。
それと、同じで、自分の身の回りが、見えてるようで、
見えてない。自分自身が、見えてない。
遠い、他人の有り様は、よく見えるのに。
俺は、どちらかと、いうと、近視に、徹してる。
他人の有り様なんて、どうでもいい事で、
自分と、自分の身の回りに、目を配っている。
自分の、気持ちや、体の状態が、いつも
平静であることが、関心事だ。
自分の状態が、変な時は、まわりの世界も、
変に見えるぜ。
いつも、俺が生きてる世界が、美しく見える様に、
自分自身、いつも平静な状態を、保ちたいものだ。
そんな事を、考えながら歩いていたら、
いつのまにか、日が暮れちゃったぜ。