皆の者、茂庭綱元にござる。
本日も雨。
先の台風の被害もある中、この雨である。
河川の増水や地盤がも緩くなっている場所もあろう。
復興に向け、我らもできることを行って参る。
ともに前へ。
ゆっくりと、一歩ずつ歩んで参ろう。
して、本日は十月十九日。
「荒城の月」の作詞で知られる、土井晩翠殿の御命日である。
仙台に生まれ、多くの校歌などの作詞を手掛けた詩人である土井晩翠殿。
代表作である「荒城の月」には、在りし日の仙台城を思わせる詞も描かれておる。
仙台城には「荒城の月」の歌碑があり、その歌碑に触れると字が上手くなるとか…。
そして昭和二十七年十月十九日、後に晩翠草堂とされる仙台の自宅にて、その生涯に幕を閉じた。
現在、晩翠草堂は一般解放されており、著書や晩翠殿の愛用品などが展示されておる。
深まる秋、晩翠殿の詩に身を委ねてみては如何か。