猛将パットン
『あのいけ好かねーイギリス野郎にいい目はさせねえど

』米第3軍司令官・パットン中将は野心ムキ出しで叫んだ。
米英軍の中では、プライドだけは世界最高峰のイギリス軍総司令官モントゴメリーと、これを徹底的に嫌うアメリカ軍のブラッドレー・パットンなどの将軍達との反目が深刻化していた

『アメリカ・イギリス・ソ連軍、どれが一番速くベルリンに到達するか?』
連合国軍の兵士達の中には、それで賭をする輩も多く、特にモントゴメリーとパットンは、お互いに野心ムキ出しで争っていた。
冷静な奴

『アメリカはベルリンには行きません
』アメリカ軍総司令官アイゼンハウアー元帥はあっさりとそう宣言した。
アメリカはくだらないプライドよりも『ヒトラーの完全抹殺』を優先した。
この戦争での天下取りにはヒトラーを抹殺することが必須であり、彼はヒトラーが安全なドイツ南部に逃げて抵抗すると考えていたのだ。
ベルリンはイギリスとソ連にくれてやり、一番オイシイ所をかっさらうつもりである

もはやドイツの敗戦は確実であった。
連合国は『第二次大戦後の世界』を視野に入れた作戦を考えていたのだ。




