ブーケ1最後の意地ブーケ1
連合国軍の圧倒的な物量と戦力の前に、もはや比較することさえ無意味なくらい弱体化していたドイツ軍汗

西部戦線の戦域には、本来東部戦線に向けて配置されていたヴィッスラ軍集団の一部と、ラインラントの戦いで包囲されたB軍集団救出のために派遣されていた第12軍がいた。

東部戦線には、北からヴィッスラ軍集団。
中央には、バルバロッサから中央軍集団で戦い続けた第9軍。
さらにソ連軍の機動戦力に対抗するためにかき集められた第4装甲軍。
南には、第17軍が配置されていた。

但し、これらドイツ軍の歩兵師団の大半は、ドイツ各地から緊急召集された『国民擲弾兵』の生き残りであり、残りは正規軍・武装SSの敗残兵が集まって編成された部隊であった…
正規軍の軍服・親衛隊の軍服・その他粗末な軍服を着たドイツ兵が混在していた汗

一方、装甲軍の方は、各地で戦い続け、破壊を免れた車輛と、部品不足で満足なメンテナンスも受けていない車輛がかき集められて編成されており、新型・旧式・以前捕獲した敵戦車にドイツ軍の印を付けただけの物が混在していたあせる

もはや戦える状態ではないが、ドイツ兵達は『共産化を防ぎ、意地を見せるビックリマーク』意志で戦っていた。
ブーケ1西部戦線ブーケ1
ラインラントの戦いで、ドイツ軍を掃討しながら東へ進んだ米英軍は、ベルリンの西を流れるエルベ川付近まで進出していたDASH!
一番北のヴァイスマーというエルベ川河口にある町には、英第2軍。
中央のタンゲルミュンデという町には、米第9軍。
南のライプツィヒには米第1軍がいた。
また米第3・7軍は、アイゼンハウアーの『ヒトラーがドイツ南部に逃げ込んだ際の攻撃作戦』のために待機中だった。

ブーケ1東部戦線ブーケ1
年始に始まった、おじさんの『春のめざめ作戦』の失敗により、やりたい放題に暴れ回っていたソ連軍は、ポーランド・チェコ・ハンガリーを真っ赤に染めながら、ベルリンの東を流れるオーディル川付近にまで進出DASH!
その一部は川を越えていた。

一番北のシュテッティンという町に第2白ロシア戦線正面軍。
中央のキュストリンという町に第1白ロシア戦線正面軍。
一番南のコトブスという町に第1ウクライナ戦線正面軍がいた。

米英軍とソ連軍の間はわずかに数百キロ。
今や、そのわずかな隙間のみがドイツの領地になってしまっていた…

最終決戦が今始まろうとしていた。
ブーケ1お詫びブーケ1
先日紹介しました『ヘルマン君の謀反』と『ヒムラー逃亡』は、ラインラントの戦いの時ではなく、ベルリン防衛戦が始まった後のことでした。
この場で訂正とお詫びをいたしますm(__)m

本編に戻ります。

ブーケ1ベルリン~地下総統官邸ブーケ1
『おじさん、お誕生日おめでとうビックリマークニコニコ
『…んだべラブラブ!
1945年4月20日、この日はおじさんの56回目の誕生日だったケーキ

既に、地上のベルリン市街ではソ連軍との最終決戦が始まっていたドンッ
だが、こんな時だからこそ、総統官邸にはヘルマン君を初め、ゲッペルス・ヒムラー・外務大臣のリッペントロープ・シュペーア・後の最後の総統になる、海軍潜水艦艦隊司令官のデーニッツ・総統秘書官ボルマン・その他多数の側近などが集まり、おじさんを祝福したのだ。

総統官邸では、久々に安らぎの一時が過ごされたニコニコ
だが、おじさんを除く全員が自覚していた。
間違いなく訪れるドイツの敗戦と、その後の自身達の身に降りかかる悪夢を…

『そんじゃあ、おじさん、ワイ等は戻るよ。またねニコニコ
ヘルマン君達は、それぞれの任地に戻っていったDASH!
それぞれの思惑を胸に秘めて…

そして、この日を最後に、彼等は二度と会うことはなかったのである。