雅樹ちゃん誘拐殺人事件
1960年5月16日、東京都世田谷区で起きた男児誘拐殺人事件。
事件の解決
犯人・本山茂久(当時32歳)は全国に指名手配されたが、7月13日、布施市(現東大阪市)の工員の男性から「同居する男が指名手配犯に似ている」として交番に連絡をする。
この男はハンドバッグの口金製造業に勤める「山田正五」なる人物と顔がそっくりであるという。
犯人は盲腸の手術痕があるので、警察は「山田」と名乗る人物にもそれがあるのかを確認してほしいと依頼する。
明くる14日、工員の男性は「山田」と公衆浴場に誘うが、この手術痕らしいものは確認できなかった。
更にその3日後の17日、工員は「山田」の所持品を探ってみる。その「山田」のジャンパーのポケットにある手帳を見ると「誘拐事件に荷担(かたん)した」というメモが書かれてあり、「山田」と名乗った本山がその日の夕方警察に誘拐殺人の罪で逮捕された。
犯人の本山茂久は、1960年4月、フランスで起きた自動車王のプジョーの孫・エリック誘拐事件(エリックは無傷であった)の記事を見て、金に困っていたことから身代金を目当てにした誘拐事件をしようと企てる。
「狙うなら金を払いそうな金持ちの家の子供がいい」と思い付き、慶応幼稚舎の生徒を狙うこと、さらに多くの児童が鉄道からバスへ乗り換える国鉄(現JR東日本)目黒駅周辺で連れ去るということも計画に挙げていた。
そして事件当日、犯人は雅樹に対し目黒駅で「お母さんに頼まれたので病院に行こう」と声を掛けて誘拐を図る。
雅樹は睡眠薬で眠らせたと言い、雅樹宅にお手伝いの女性に対し場所を指定してあるので、そこに行くように指示を出した。
都民農園付近は事件を起こす前日までに入念な下見を行い、逃げやすそうな場所に車を停め、お手伝いの女性がバスでやってくると、逆の方向からバスから女性と犯人を追尾する警官を見つけたため、この日の受け取りを取りやめる。
事件2日目、指定した場所で女性を待ち合わせていると、犯人は足を滑らせて肥溜めに落ちてしまい、ズボンとサンダルには糞が付いてしまったため家路に着く。
そして3日目、犯人を特定しようと事件の詳細に至るまで過熱した報道を繰り返したメディアによって精神的に追い詰められた犯人は麻酔薬で衰弱状態となっていた雅樹を殺害しようと決断。
雅樹の口にゴムホースを使ってガスを入れ、その上で首を絞めて雅樹を殺害、自宅を監視されていることを知って、あわてた犯人は死体となった雅樹を乗せて逃走するが、パトカーとすれ違い、杉並区内で車を乗り捨てると、横浜市から大阪市へと逃亡。
最後は布施市で住み込み工員として仕事をしていたという。
この事件は誘拐事件において過熱した報道を繰り返したメディアに深い反省を与え、報道協定が制度化するきっかけにもなった。
判決
こうして逮捕された犯人の本山茂久は1961年3月31日、東京地方裁判所で死刑判決を受ける。
本山は死刑を逃れようと自身の大便を食べる等、精神異常者の物まねをしたといい、精神鑑定でも「犯行時は心神耗弱」という結果が出たため、一度公判が中断されるが、5年後の1966年8月26日、東京高等裁判所が控訴を棄却。
翌1967年5月25日、最高裁判所も第一審(原審)を支持して本山の死刑判決が確定。
1971年、死刑が執行された。
YouTubeから奇跡体験アンビリバボー「同居人は殺人鬼!?恐怖の6日間」
https://www.youtube.com/watch?v=fANYXFvvmDU
乱丸のコメント![]()
今週は仕事が遅番だったので夜中の3時頃帰宅して録画していた「奇跡体験アンビリバボー」を観ていました![]()
今回放送された「同居人は殺人鬼!?恐怖の6日間」ですが観ていてゾクゾクしてくる内容で、まるで推理小説ドラマを観ているようでした。
次の展開が気になり見入っちゃいました![]()
役者さんも素晴らしい演技でした![]()
YouTubeにアップされてたので放送を見逃した方はぜひ、ご覧になってください![]()
本当に傑作だと思います![]()
どうしてもこの事件の事が書きたくて、いろいろ調べていたら「雅樹ちゃん誘拐殺人事件」を元に作られた事がわかりました。
この事件で報道制度の改正のきっかけになったらしいですね。
犯人も新聞を見て精神的に追い込まれ殺意を抱いたみたいです。
しかし同居人が殺人鬼だったらと想像してみたら怖いですよね![]()
指名手配写真の男が一緒に暮してるんですからね![]()
この同居人の男性の行動が犯人逮捕に至った訳ですが、自分にも危害が及ぶ可能性もなくはないのに本当に勇気ある行動だったと思います![]()