”自体重”・”チューブ”トレーニング ~肩甲骨の動きを確認する~ | 酒井根走遊会のページ

みなさんこんにちは。

 

酒井根走遊会です。

 

東京オリンピックの延期に伴い、陸上競技のオリンピック参加標準記録の有効期間が延期になったとワールド・アスレチックスから発表がありました。

これは今までの資格をすべて奪うものではなく、今までの資格記録期間に加えて、

2020年12月1日~2021年6月29日に記録された資格記録も有効にするという取り決めです。資格有効期間は以下の通りです。

(参考記事:World Athletics, Olympic qualification period suspended until 1 december 2020 )

マラソン・50㎞競歩

資格記録:2019年1月1日~2020年4月5日

2020年12月1日~2021年5月31日(21か月)

世界ランキング:2018年12月1日~2020年4月5日

2020年12月1日~2021年5月31日(22か月)

10000m・20㎞競歩・混成競技

資格記録:2019年1月1日~2020年4月5日

2020年12月1日~2021年6月29日(21か月)

世界ランキング:2018年12月1日~2020年4月5日

2020年1月1日~2021年6月29日(22か月)

その他のすべての種目

資格記録:2019年5月1日~2020年4月5日

2020年12月1日~2021年6月29日(18か月)

世界ランキング:2018年6月30日~2020年4月5日

2020年12月1日~2021年6月29日(16か月)

 

これにより選手は2020年4月6日~11月末までのレースは資格記録がないことが理解できます。つまり次の目標やピークへの計画を作る上での大きな枠組みを確認できたということになります。

延期されたオリンピックという目標に向けて、各選手は長い計画になりそうですね。コーチも現状を踏まえて苦心するところだと思います。

 

 

“自体重“・”チューブ“トレーニング

今日紹介するトレーニングは“懸垂“

懸垂も中学校の部活動からだれしも行ったことのあるトレーニングだと思います。

自体重トレーニングの中でも一回の動作の負荷が大きいトレーニングであまり回数をできないトレーニングです。

前回のカーフレイズ同様に、やり方によって鍛えられる筋肉群が大きく変わるので、今の自分に必要な方法で実施する必要があります。

 

【肩甲骨周辺・背中の筋肉群を意識する】

中長距離ランナーの腕振り動作は肩甲骨の使い方によって大きく変わります。多くの選手を見たときに足の接地(フォアフットかヒールストライクかなど)に注目する人は多いと思います。接地と同様に腕振りも非常に重要なポイントです。

懸垂の動作はやや上方向から下方向への腕の使い方なので今一つ走動作を意識しにくいかもしれません。

しかしやり方によっては肩甲骨を開いたところからの動作によって、どのように負荷が掛かるのか、どのあたりを動かしているのかを意識することに繋がり、ランニング中の肩甲骨の動きを意識的に感じることができるようになると思います。

直接的ではなくても体の使い方の意識付けとしてのトレーニングとして有効です。

 

肩甲骨の動きを意識するにはまず肩甲骨を開きます。

・     握る位置は肩幅よりやや広く

・     親指はバーの上を握る

・     完全に背中・腕の力を抜いて肩甲骨から伸ばされていることを感じる

・     背中の伸ばされている部位を意識して挙上する

・     上半身を腰から沿ってみぞおちをバーに着けるイメージで行う

・     上がった時に背中が丸まらないように注意する

・     ゆっくりと降りる

 

 

※疲れてきた時、上半身の反りがない時、こういった場合では挙上したときに背中が丸まってしまう傾向にあります。こうした場合には背中よりも腕の負荷の割合が高くなるので注意が必要です。どちらも大切ですが、ランニングの腕振りのためには肩甲骨を意識して行うことが重要になってきます。回数よりも丁寧な動作を意識しましょう。

 

 

昨日の私のトレーニングは休養日でお休みでした。

警報レベル4が発表されてから約2週間が経過し、後半戦となります。

先日政府の発表でラグビーの試合に例えて前半戦を善戦し後半戦も気を抜かずに戦おう。という記事を紹介しました。

ここから2週間の後半戦、気を抜かずに今まで行ってきたことをさらに向上できるように毎日を大切にしたいと思います。

 

それでは今日もHave a nice day👍