みなさんこんにちは。
酒井根走遊会です。
本日4月10日より“イースターホリデー”です。
“イースターホリデー”は、“イエス・キリストの生誕祭“として4日間の連休となります。
この後の祝日は4月25日の“アンザックデイ”、そして6月の第一月曜日にある“クイーンズ・バースデイ”です。
ニュージーランドでは4週間の都市封鎖を行っていますが、2週間が経過した現在、新規感染者数が少しずつ減少してきています。
昨日の昼に発表された人数は29人でした。
感染者数が減少してきたことと、“イースターホリデー“ということで人々の気持ちが緩みこの週末にホリデー地域に都市部から人が移動してしまうことが懸念されています。
政府は先日外出時の運動で可能なこと、禁止されることをさらに細分化して発表しています。
警察は高速道路の取り締まりを強化し、特にホリデー地域への人の流入を警戒しています。
https://www.instagram.com/p/B-wQER7Hodb/?igshid=p13g7v4be6wa&fbclid=IwAR3b2zk_oTtuumgeyy05iLn0cweidheUNUO-Mr2Q3jLA5mJ4FkEV52Pl0sw
(レゴで作られた検問の模型。NZPoliceからのお願いはユーモアを交えて国民呼びかけられている)
この2週間、多くの人が自覚をもって政府の方針に従ってきたこと。政府がニュージーランド国内に居住している人のために最善の策を日々講じていることを肝に銘じて、ロックダウン最終日まで過ごしてほしいと願っています。
ちなみに私はニュージーランド市民権をまだ持っていないのですが、それでも国から国内労働者のための補助金があります。
さらにニュージーランド国内でコロナウイルスの検査・感染治療に掛かる費用はビザの種類に関係なく国が負担するようです。
国・政府がニュージーランド国内の居住者一人一人のことを考えた政策に取り組んでいるからこそ、私たちも自律した行動をとらなければと思います。
今日紹介するトレーニングは“坂ダッシュ“です。
(ニュージーランドは居住エリアのクーポンを買うことによって路上が自宅の駐車スペースとして認められている。視界確保には注意が必要。)
ランナーのための坂ダッシュは以下のように行うことが推奨される。
・ 短い坂ダッシュで神経系を鍛える(速筋繊維に刺激を与える)
疾走時間 5~15秒程度 / 出力 100%
・ 少し長い疾走でフォームを整える(ランニングエコノミーの向上)
疾走時間 20~50秒程度 / 出力 90~95%
・ 長い疾走でフォームを意識して心肺系を鍛える(Vo2-無酸素インターバル)
疾走時間 55~120秒程度 / 出力80~90%
坂ダッシュの利点は大きく3つ
・ フォームを整えられる
・ 負荷をコントロールしやすい
・ 接地の衝撃を緩和できる
こうした点から多くの選手が鍛錬期だけでなく、レース直前の練習としても取り入れています。取り入れ方としては
坂ダッシュ15“-平地100mストライド ×4セット (レース前の調整)
坂ダッシュ30“×4 + トラックで200m×4 (800m選手のワークアウト)
坂ダッシュ60“×4~8(1500mのレース努力感) (1500m選手のワークアウト)
といったような練習で取り入れています。
また鍛錬期・プレレース期のワークアウトの前やテンポの後に坂ダッシュ30“×4(85~90%出力)で行うことも多いです。動きを整えることを目的としますが、坂ではタイムを追う必要がないのでタイムなどの余計な外的評価を取り除いて行うことができます。
※行う時は最初の1本目を85%程度で30“走って名印をおいて、2本目以降フォームを確認しながら少しずつ出力を上げていく感じです。
今週末は日本も外出自粛が強化された中での最初の週末だと思います。
家の周りにある誰にも迷惑の掛からない“秘密の坂ダッシュロード”を発見して、短い坂ダッシュから取り組んでみるのはいかがでしょうか?
最後に私の家のそばの2分坂ダッシュできるAlbermarle Rd を動画で紹介します。
それでは今日はHave a good ”Good Friday”👍