復帰と帰国まで | 酒井根走遊会のページ
酒井根走遊会海外支部からの更新です。

6月故障

7月ゴールドコーストマラソン10km棄権
  ロードリレーレース(6.2km)

現在はJOGができるようになりました。

これから10月のメルボルンマラソンに向けての練習が始まります。

まずは練習計画の見直し、再設計です。

この『練習計画』というものについて、深く考えさせられる点があったので書きたいと思います。


『練習計画』というものについてどのようなイメージを持っているでしょうか。

狙ったレースから逆算して、できる(できるようになる)練習を考えて日程を定め、今自分のすること

を考えて行くと思います。

ここに今回やや疑問点を感じました。

最初に定めた日程でのポイント練習(設定タイム・距離)がその時の自分にとって高すぎる理想だった

場合です。

この場合は設定を変更(落とすこと)を余儀なくされると思います。

または無理に力で走ればできるかもしれません。

その後考えられることはレースの目標と現状のズレです。

最終的にそのズレを修正できなければレースでは確実な失敗が待っています。



ではどのように練習計画を定めればいいのでしょうか。


・自分の感覚を頼りにその日の練習を決める
・短期的な目標を決める
・上限距離を決める

このような点が挙げられます。

『自分の感覚を頼りにその日の練習を決める』
これに関しては、『やめる勇気』とも言うべきものです。設定タイムや距離を自分の体調に応じて変化させます。調子の悪い時に、必ず設定タイムを守る・距離を踏む、これらの考えはマイナス面に傾ことが多々あります。調子の悪い時にするべきことはフォームチェック、フォームアップ、疾走感です。これらを確認できるドリルや流しを取り入れいつべも変更できる気持ちで毎日継続できるといいと思います。

『短期的な目標を決める』
この目標に関してはある程度調子の波に左右されないものがいいと思います。
例えば10000mや20kmといった距離ではタイムや疾走時の感覚が参考にならない時が多くあると思います。1000m~3000mのあいだで目標タイムを設定し、週に一回できるようなペースで行えると自分の現状を細かく把握できるでしょう。短期的な目標は『無理にクリア』するものではなく、そのペースの感覚を体験して、イメージとの差を埋めていくことに使います。その差と感覚を感じることで、自分の現状を正確に測れるようにします。

『上限距離を決める』
今週の走行距離を前もって決めておくと、オーバートレーニングを回避できると思います。
海外の選手はこの方法をとっていて、週間総距離の上限を超えないように調整しているようです。日本では目標距離を『越えよう』と考えがちですが、外国選手はこの距離は『越えない』ように考えて練習しています。

まず、簡単ではありますがこういった点を考えて、トレーニングの再開・現状の認識をすべきでしょう。

海外生活の中で学んだことは、

『セオリーはセオリー』

としてあることです。

日本で言うと

JOG→ペース走→インターバル(ショート→ロング)→レぺ→レース

海外で言うと

JOG→ファルトレク→ピュアスピード→インターバル(ミックス)→レース

こういった流れは確実に存在します。

ただこの流れに対して、自分の感覚とともに変化を持たせられなければ、自分の目指す目標は近づいてきません。

セオリー通りの同じ流れをたどるのではなく、『自分の体の変化によっていい練習を選ぶ』ことが大切です。

もちろんセオリーは大切ですので、軸に置くことをすすめます。

しかし、

セオリーは自分自身

ではないので、自分の感覚から外れる練習は避けるべきです。

そうして知識と経験から、自分に必要なトレーニングが残ります。

競技を長く続けていれば、

伸びる時期、伸び悩む時期を繰り返していくと思います。

伸びる時期は焦点を絞って練習→結果へ

伸び悩む時期は視野を広く実行→吸収

することが大切です。

自分である程度、知識・経験が増えたと思えば、自分の信じる練習にこだわって練習することが結果を得るための近道だと思います。

今回の復帰はこの点を特に意識して、自分スタイルを貫いて行きます。

詳細については後日アップします。

日本の皆さん、帰国した際にはスピード練習会しましょう!!