誠たちは自分の高校の代表として県予選に出るので、試合数日前に校長先生と面談があった。
誠と勘吉は校長室に呼ばれて、今回、書類上は帝進高校のボクシング部として大会に参加することや試合出場の意思確認と、出るからには良い成績を残してきてほしいとの激励であった。
そして、試合会場にはジムの関係者だけでなく出場する選手の学校の教員もいないといけないとのこと。
土日の試合だが、誠の担任の先生や勘吉の担任の先生も会場に来てくれることになった。
いよいよインターハイの県予選が始まった。
会場にはジムの会長や先輩の他に、高校の担任の先生がいた。
練習の成果があり、勘吉や進之介が初戦を突破し、次々にトーナメントを勝ち上がっていった。
誠は幸か不幸か、いきなり決勝なのでしばらく試合はない。
頑張って応援に徹した。
気がつけば、勘吉と進之介は準決勝に進んでいた。
活躍する二人を見て誠は少し複雑な気持ちになっていた。
土日に試合をして、翌、月曜には練習がある。
その月曜の練習終わりに進之介が、今回のこの試合が終わったらジムを辞めて、受験に専念したいとの話を会長にしにいこうとしていた。
しかし……