画像をクリックすると空撮動画がご覧いただけます。見てね!
今日は、TBSの日曜劇場「下剋上球児」の聖地にやってきました。このドラマは三重県を舞台に、弱小野球部の三重県立白山高校が甲子園に出場するという実話をドラマ化した物です。高校野球というと春の優勝校・夏の準優勝校の三重高校が有名ですが、白山高校の進撃は脚光を浴びました。部員はレギュラーの人数に満たず、グランドは雑草がボウボウで、草刈りから始まった野球部がどうして甲子園に出場できたのか。
舞台は津市白山町をメインに、松阪市飯南町、熊野市丸山千枚田、鳥羽市の離島、四日市コンビナートと多彩な場面設定をしています。三重県は、「美し国 うましくに」と呼ばれていますが、松阪牛や伊勢エビと山の幸、海の幸に恵まれた所です。
今日は、松阪市飯南町の櫛田川にある沈下橋で主演の鈴木亮平さんと黒木華さんが演じた舞台を空撮に来ました。「下剋上球児」は今でもアマゾンプライムビデオで視聴することができます。
ドローンは沈下橋を離陸すると上流に向かいます。中流域なので川は蛇行しており、ここに中央構造線が走っており、マイロナイトという茶色の変成岩の奇岩が目立ちます。櫛田川の右岸つまり南側は緑色片岩、左岸南側は花崗岩という全く違った岩盤が同時に見ることができます。
この沈下橋に立つと地中のとてつもないパワーを感じるのはそのためです。主演の鈴木亮平さんも黒木華さんもこの場面でドラマを動かす重要な台詞を演じました。
右岸には原生林の大樹が並んでおり、紅葉時には赤や黄色に色づきます。今は、冬枯れ季節。紅葉した葉は川の底に落ち、殺風景になった細枝が木枯らしに震えています。春は山桜が山肌を覆い、この地域では一番美しい季節になります。