昨夜から結構雨が降りました。棚田にはどんな風景が広がっているのでしょう。山々には朝霧がたまっています。
雨で洗われた空気は澄んで、棚田を覆っていた青い藻は沈んで新緑の峰々も青空も映っています。くっきりとした水面を眺めていると上下感覚がなくなります。
田植えが終わってしばらくして、いよいよ早苗も田んぼに根を下ろしてすくすく苗が育ってきました。
こんな風景、百年先もあってくれたらと思います。それでもソーラーパネルが押し寄せていて、稲を作っているよりもソーラー発電で電気を売った方が儲かるなんて誘惑もあります。田圃であくせく汗を流さなくても、寝ていてもお金が入るらしい。そうなったらここの自然ももう終わり。
雨を降らした低気圧は東に去って、北風が押し寄せてきました。ああ、寒い。風に風車がカラカラと音を立てて回っています。
畑の青ネギ、雨の滴をいっぱい結んで辛そうな香りを放っています。雨上がりの朝って素敵です。