冷たい雨が降っています。温かい炭酸泉に入りたい!!! | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 紀伊半島には名だたる炭酸泉の温泉があります。どういうわけか、東西の分水嶺から西は紀ノ川、東は櫛田川沿いにあります。共通するのは中央構造線が走っていると言うことです。紀ノ川は和歌山県側の名で、奈良県側は吉野川と呼んでいます。どちらも同じ川です。炭酸泉は体を温め、抗体を高めて健康によいと言われています。

 

 映画「テルマエロマエ」では、ルシウスが炭酸泉を発見してローマ軍の兵の傷を癒して、大勝利を収めました。この温泉ですが、湯船に浸かるとあまり熱くはないのですが、湯船から出ると汗が噴き出します。これこそ真の温泉でしょう。

 

 日本屈指の炭酸泉と言えば、和歌山市の花山温泉です。源泉から炭酸ガスがガバガバ出ています。湯船は石灰質の湯ノ花で覆われ、脱衣場からドアを開けると「何だこりゃっ!」と叫びたくなります。料金は1150円でお高いですが、休憩室や食堂もあり一日ここでのんびりできます。宿泊もできて食事が美味しいので言うこと無し。ただ、人気がありすぎて予約が取れないのが困ったものです。ここは湯船によって温度が微妙に違うので、熱々もいいですし、ぬるま湯でゆっくり入るのもいいです。交互に入るのがいいとか。

 

 炭酸泉で濃度が高いのは入之波温泉の山鳩湯です。奈良県川上村にあり、日帰り料金は900円です。日本百名山を書いた深田久弥がここまで行きたかったようですが、諦めた温泉。ここは他の所を行くのをやめても訪れるべき温泉です。露天からはダム湖が見えます。花山温泉同様、この湯船を見れば炭酸泉の濃さが一目瞭然です。

 

 川上村の杉の湯はダムが造られてできた温泉施設で宿泊もできます。露天からの眺めはなかなかのもの。炭酸泉なのですが、塩泉でもあります。ここが他の温泉地とは個性があります。入湯料は700円。

 

 三重県松阪市にあるホテルスメールの黄金湯。わんわんパラダイスというペットと泊まれる施設でドッグランもあります。料金は700円で60歳以上のシニアは500円で、松阪市民のシニアは350円で入れます。自販機で券を買えば出入り自由。ほったらかし温泉です。

 

 

 最近、健康ブームで炭酸泉入浴が脚光を浴びていますが、紀伊半島には個性のある温泉がたくさんあります。そんなに熱くは感じないのに湯船から出たら汗が噴き出すような温泉は、やはり温泉に入ったとつくづく思います。今日の紀伊半島は大雨。温泉に入っていたら最高でしょう。

 

ご当地グルメ

 和歌山県 和歌山ラーメン

 奈良県  柿の葉寿司

 三重県  でんがら

 

 でんがらは、朴の葉にあん入りのお餅でお味は絶妙です。松阪市の飯高町で作られているなぞのご当地グルメ。朴の葉の香りとあんこを包んでいる薄皮のお餅が絶妙に美味しい。門外不出の和菓子です。奈良県南部でもつくられてるらしい。