吉野山のご当地グルメとは? | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 今日の紀伊半島は雨です。こんな日は吉野山も閑散としています。しかも水曜日はどこのお店も定休日のようです。帰り道に平宗という柿の葉寿司の本店を訪れました。上段から、

 

柿の葉寿司 シメサバ

柿の葉寿司 トラウトサーモン

巻き寿司  高級なおぼろ昆布で巻いてあります

鮎寿司   宮内庁献上品

 

 お皿に盛り付けるとこんな感じです。柿の葉寿司は、シメサバやトラウトサーモンを柿の葉で巻いた吉野の特産品です。柿の葉は殺菌作用があるので、長持ちしたのでしょう。巻き寿司は海苔ではなく、高級品のおぼろ昆布です。何とも豪華。鮎寿司は一匹まるごと寿司にした物で、献上品という豪華さ。

 

 萬松堂のスイーツをゲットしました。花より団子とはこのことで、美味しいこと限りなし。三色団子と草餅ときなこ団子。草餅は献上品です。

 

 お皿に盛り付けるとこんな感じ。今日は客も少ないのか、お店の人はのんびりでした。それでも、桜羊羹と草餅を試食させてくれました。「儲かりますか」と言いたくなる気前の良さです。

 

 蔵王堂にお詣りすると、これが目につきました。「ご自由にお取りください。権現様の下がり物です」とのこと。うーん、欲しいなあと内心思いながらお詣りを済ませると、お寺の方がわざわざ来てくださって、「どうどお取りください」と二つもいただきました。鏡餅でした。新年からラッキーと思いました。

 

 冬の雨の蔵王堂は初めてです。参拝者も少なく閑散と静か。節分会や花供懺法会しか訪れない自分にとっては梅や桜の満開の季節、人また人の吉野山です。こんな静かな吉野山もあるのかと。その分、人々の優しさや思いやりが身にしみる一日でした。人が吉野山を目指すのは、梅や桜や紅葉、そして、修験道の聖地という神聖さだけではなく、吉野山の懐に抱かれた人々の暮らしにあるような気がします。