冬の車中泊や体育館での睡眠を考える 今からできそうな工夫と快眠を助けるグッズ | バイカルアザラシのnicoチャンネル

バイカルアザラシのnicoチャンネル

 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 ニュースを見ていると広い体育館で毛布で寝泊まりしていらっしゃる方を見かけました。お布団があってもかなり冷え込んでいるのではないでしょうか。今回も自助という観点から、自分でできそうな冬の車中泊や避難の対策を考えてみたいと思います。

 

 体育館ではフロアからの冷え込みがあります。そこでアルミシートが必要になります。画像の品物は薄手のものなので、できるだけ厚めの物で両面がアルミ蒸着してある物がいいです。これでも寒ければ、できるだけ段ボールを敷きます。このアルミシートですが、車中泊では窓から冷気が入ってきます。シートで前面を囲えば寒さを防ぐことができます。窓用の遮光マットは太陽光を遮光する物ですが、逆に冷気も防げます。

 

 シュラフは、本体だけでは熱を放出してしまうので、どうしてもシートが必要になります。アルミのエマージェンシーシートが売られています。ただこれはかなり放熱を防ぐことはできますが、アルミなので蒸れてしまいます。できれば、5千円程度で売られている撥水透湿性のシュラフカバーがあると快適です。ただ、撥水なので雨や水では濡れてしまいます。

 

 スリーシーズンの化繊シュラフは5000円程度です。対応温度が書いてあるのを選びましょう。冬ならシンサレートが多く入っているのを選びます。封筒型ではなく画像のようなマミー型だと顔をすっぽり隠すことができて頭や顔からの放熱を防げます。ジッパーや紐をすべて締めてしまうと息苦しくなるので、少しだけ呼吸できる隙間を空けておきます。これで冷気を直接吸うことは避けられます。この化繊シュラフはすぐにへたれてしまうので、使わないときは網袋に入れてできるだけ膨らましておきます。移動するときにだけ付属のバッグに折りたたみます。できるだけ小さくしないのが長持の秘訣です。

 

 この三点セットで10000円以内で揃えることができるでしょう。シュラフカバーは少なくとも撥水透湿性の物がお薦めです。このセットでも寒いと思うので、シュラフカバーの上にレインウェアーなどを掛けるとよりベターです。シュラフは膨らむことで温かくなるので上着などは直接着ないでシュラフとカバーに隙間に掛けるといいです。靴下は脱いだ方が寝付きはいいと思います。暑くなればジッパーを開けたり、足を出して放熱するなど工夫しましょう。

 

 これらのグッズはDIYやワークマンで購入できます。

 

 インフレーターマットがスポーツ店や登山専門店で売られています。シュラフカバーはゴアテックスの防水透湿性の物を選びます。これだと一生物で、水滴ははじいて水蒸気は放出するので雨は防げるし蒸れません。今のような厳冬期なら冬季用の羽毛シュラフが一番です。二万円程度で売られています。高品質の物は二桁万円はいきますが、車中泊や体育館での避難なら画像の程度の物で充分です。この組み合わせだと寒さに困ることはないでしょう。これでも寒ければ、フリースウェアーなどをカバーとシュラフの隙間に掛けます。

 

 眠れないとき自分がよくするのはラジオを聞くことです。最近はネットでラジオを聞くことができるので便利になりました。テレビや画像だとすぐに通信量を超えてしまって遅くなりますが、ラジオだと低速になってもかろうじて聞くことができます。ニュースや気象情報も聞けますし、音楽やトークを楽しむことができます。NHKラジオや民放のradikoを入れておけば言うこと無し。眠れないときは難しい朗読を聞くとか。ダウンロードした音楽を聴くなど。ただ、バッテリーを消費するので予備のバッテリーや充電器、ポータブル電源があると余裕があります。

 

 最近のスマホやパッドはSIMカードを二枚入れることができるのもあります。例えば、容量が64ギガでも、SDカードを入れることができれば、プラス128ギガにできたりでき、内蔵SSDよりもカードに動画や音楽を入れておけば、何千曲の曲も数千冊の書籍も読むことができます。著作権が切れた青空文庫は5000冊の作品を無料で読むことができます。また、Amazon Prime に入っていたら、無料で映画や音楽、雑誌をダウンロードできます。

 

 下の画像はAmazonで売られている物です。トータルで5万円ほどでしょうか。別にこの商品を推奨しているわけではありません。シュラフの対応温度はマイナス20℃以下は必要です。予算が許すならノースフェイスやミレー、バランドレ、パイネなど登山ショップで売られているのがいいのですが、値段もかなりのもの・・・。これは個人的な憧れです。

 

 ちなみに年末に紀伊半島大峰山の釈迦ヶ岳(標高1699m)の山頂でテント泊をしたとき、顔を西に向けるとFM徳島が、東に寝返るとFM愛知が聞けました。同じ周波数を使っているようでした。朝起きたら10m先にクマの足跡があって、背筋が凍りました。

 

 

この時の釈迦ヶ岳の画像です。見てね!