Jackery SolarSaga 80は最大出力80W、防水性能IP68で今販売されているポータブルのソーラーパネルとしては一番高機能。裏面発電もできて面積を稼いでいるが、そこが強化ガラスのような材質なので、80Wで5.1kgは重い方になると思う。出力コードはDC8202で、変換アダプターDC7909で同社のどのポータブル電源にも使用できる。さらに300PLUSと40WMiniのセットに付属しているDC7909とUSB-Cタイプのアダプターを噛ませれば、300PLUSにも充電できる。
一枚物にして大幅に防水機能と耐久性を高めて、その分収納性は多少犠牲にしたコンセプトの商品。屋根に設置するソーラーパネルを薄くしたような形をしているが、野外での常設はできない。大きさは90.6×52.8cm(41インチテレビの液晶画面の大きさ)で折りたためないのと、下積みができない分、移動時に収納には気を遣う。ワンボックスカーならともかく、乗用車では工夫が必要。この商品はDC8202端子のメスがあり、3枚まで互いに連結でき240Wの電力を送ることができる。1000PLUSならDC8202端子が二つあるので、6枚までなら別売りのアダプターなしで充電できる。ただ、100Wなど出力の異なるパネルとは組めないので、同じ出力で揃える必要がある。どんなパネルを選ぶかは、ユーザーの使用目的や将来グレードアップに向けての展望も必要かも。
自分はSolar Generator 300 Plus 40W Miniのセットを持っているので、80Wのパネルを追加して1日で満充電ができるようにグレードアップした。40WMiniは折り曲げることができて4分の1の大きさになる。アウトドアにはこの組み合わせを使い、オートキャンプなど車中泊での充電、災害などの長期停電には80Wのパネルを使う予定。80Wだと6時間20分で満充電になる。ちなみに40WMiniだけだと9時間30分で満充電になる。もっとも定格通りはいかないし、お天気次第なので曇れば発電がゼロになる。屋上にある5.1kwのパネルが2.1kwの発電しているときに、本品が80wで50wの発電している。40WMiniは40wで25wだった。どちらも1.5倍ほど発電効率はいいと思う。
最近は、台風や地震、落雷などで一日以上停電することがあり、食料・水、シュラフ、ポータブルトイレ、テントなど、アウトドア以外でもポータブル電源は一家に必須アイテムのひとつになってきた。避難所では騒音や排気ガスが出るので発電器は実質使えない。この組み合わせだと手軽にアウトドアを楽しめるし、災害への備えもできるので、安心感はある。
この商品はJakeryの電源と同様、購入日から3年保障と自動保障2年で合計5年保障となる。同社100W型のパネルは2年と自動補償1年で3年保障、80W型の方が耐久性に優れた設計なのだろう。いずれにしてもAmazonなどのJakery公式サイトから購入するのが条件。サポートは2営業日以内に返信がある。自分の場合は午前中に問い合わせたら、午後には返信があり難無く解決できた。サポート体制はいいかも。たためないので収納と重ささえ気にならなければ、耐水性も保障期間もピカイチ。11月13日㈪にはポータブル電源の記事があります。これも参考に。