冬の枯れ野に出てみると | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 櫛田川は凍っています。シラサギが小魚を狙っています。岩の上にじっと動かないで魚が川面に出てくるのを待っています。寒くはないのでしょうか?

 

 茶園は霜でまっ白です。どこまでも寒い朝です。山陰なのでいつまでも霜が溶けません。

 

 石垣からフキノトウが出ています。ひょっとしてここだけ春かも。去年はもっとニョキニョキと出ていたのに、今年はこの一本だけです。

 

 マウンテンバイクで立梅用水を通っていくと、白梅が咲いています。伊勢三山の一つ白猪山は寒そう。西風が強く吹いています。用水には小径があり、東海自然遊歩道に指定されています。立梅とは地名なのですが、沿道に梅を植えて名前の通り梅が立つ用水となりました。

 

 白梅がふんわり日差しを受けて咲いています。やっぱりここだけ春。風が凪ぐと日差しだけは本当に温かいです。

 

 日差しは確かに春の暖かさ。でも西風がそれを打ち消しています。追い風にあおられて楽に漕いでいたペダルは、向かい風にこぐと何と強いことか。これから西高東低の冬型の気圧配置になり、ますます西風は強くなります。明日は鉛色に垂れ込めた黒雲が空を覆い、また、冬の景色に後もどり。春はいつ来るのでしょう?