津市香良洲町にある三重海軍航空隊跡を飛んでみた | バイカルアザラシのnicoチャンネル

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 サイコロジストの日常と非日常を季節の移ろいを交えて描いています。バイカルアザラシのnicoちゃんの独り言です。聞き流してください。

 今日は快晴で風もありません。伊勢湾は少しだけ波が岸辺に寄せています。湾の真ん中は鏡のように雲を映しています。ここは津市香良洲町、雲出川が作った美しい三角州があります。

 

 向こう岸は日本鋼管という造船所がありました。以前はここで巨大タンカーを作っていました。本四連絡橋もここで作られていました。遠くには真っ白に雪化粧をした鈴鹿の峰々が見えます。かすんでいなかったら富士山日本アルプスの山々も見えるでしょう。

 

 今は住宅地や工場になっていますが、太平洋戦争中はここに三重海軍航空隊があり、海軍航空隊予科練習生が訓練を受けていました。向こうには布引山脈伊勢三山も見渡せます。

 

 伊勢方面には朝熊山が見えます。その麓には伊勢神宮があります。

 

 香良洲飛行場から見た松阪市と伊勢市方面の空です。沖合には海苔の養殖場が見えます。この三重県、海苔やアオサや昆布などの消費量は日本でも有数です。女性の健康年齢が日本一なのもこの海藻類を食卓に多く上がるのが秘訣かも。

 

 ちなみに今日飛んだ香良洲町は衛星写真だとこんな感じの三角州です。典型的な三角州で中学校の地図帳にも載ったことがあるそうな。

 

 今から77年前にここには飛行場があり、多くの予科練の航空兵たちが訓練を受けていました。彼らも今日と同じ景色を戦闘機から見ていたのでしょう。いったいどんな気持ちでこの空を眺めていたのでしょう。5分の動画にまとめてみました。よかったらご覧ください。4Kでご覧いただけます。

 

 ドローンはHUBSAN ZINO MINI PRO という機体です。ほぼ無風で、伊勢湾の中央部は鏡のように凪いでいて白い雲が映っていました。初めて見た光景でした。