【TTPD】So Long, Londonを聞くたび泣く件について | Enchanted

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I celebrate you for whatever you are.

The Tortured Poets Departmentがリリースされて2ヶ月になったところでの私の再生top5がこちら。

1. Down Bad (174分)
2. So Long, London (115分)
3. But Daddy I Love Him (110分)
4. loml (101分)
5. Guilty As Sin? (93分)
(再生時間意外と少なくて悲しい)

そこで注目したいのが第2位の So Long, London。
冗談抜きで聞くたびに泣いてる。
何で悲しくなるのかについて書きたいと思う。


悲しみポイント① オープニング
コーラスを聞くたび、ロンドンの景色が浮かぶ。
好きだった人と一緒に好きな場所が行けない場所になる、行きたくない場所になるというのは、心の一部分を置いてきたのと同じで、その一部分は他のものでは埋め合わせができない。わたしは個人的にロンドンにいい思い出はないのだけれど、同じ経験をしたことがあるので、悲しみがこのコーラスだけでわかる。

悲しみポイント② オープニング× Tolerate It
Tolerate Itのコード(?楽器無縁)が隠されているという件。わたしはツイッターで何回も言ってきたけど、folkloreやevermoreに意識的でも無意識でもTaylorの心を映していると思う。歌詞を書くときに100%自分と無縁にできるだろうか。実際にこういうふうに過去作が見え隠れしてる。

悲しみポイント③ depression 
Been there, done that. (私にも経験あるよ)
相手も自分も心の調子が悪かったことを、綴ったという事実。わたしは個人的に、非常に苦しい、メンタルが落ちている時が長く続いたことがあって、その状態が愛する人、愛してくれる人を傷つけていると悟った時に、抜け出す努力をしたのだけど、勿論それができないのもわかる。当時、自分の気持ちを素直に書き出そうとしたのだけど、まず認めることがかなり大変で、言葉にできなかった。その辛さをこの曲に重ねてしまう。

悲しみポイント④ London Boyとocean blue eyes
ずっとハッピーでいれるわけなんてないのはわかってる。でもわたしは我が事のように振り返ってしまう。どこがブレーキングポイントだったのだろう。blueの意味が変わっていく感じや、モヤの中にいる感覚。わたしだったらpaper ringを書いた自分を恨めしく思ってしまう。こういうのってじわりと起きる。意識はあるけれど、無視してしまう。キラキラした感覚が忘れられないから。ocean blue eyesがbluest daysに変わっていたとしても。

悲しみポイント⑤ 彼の目線
わたしたちはTaylorサイドの話しか、しかもその一部しか分からない。それすらわかった気になっているのかもしれない。でもふたりで築いた関係には、ふたつの面があるわけで。悲しみは2倍3倍に膨れ上がる。言い訳でも心からの弁解でも、彼にも彼目線の想いがある。想像するだけで、視界がぼやける。



ざっとまとめるとこんな感じなんだけど、私自身、パートナーと交際して6年になろうとしているから、Reputation, Lover, folklore, evermoreをすべて『わたしたち』に重ねてきて、共感したところが大きかった。その分、Taylorがこの経験について書くと胸が沈む。