ナイトメイヤー記事の続き。
この辺りの考え方が日本でも共有出来るか?が大事になってきますね。
 
リンク先の記事の翻訳です。
 
夜に価値を与える
 
 そもそも、なぜナイトライフを保護する事務局が必要なのか?
必ずしも評判が良いとは言えないナイトライフはしかし、大都市を偉大な都市にするためには欠かせない要素でもあるのだ。
 ナイトライフは人々に娯楽を提供するだけではない。ナイトライフは多くの人々、特にマイノリティーの人々に場所を提供する。そこでは、似たような感覚、感情を持った人々をサポートするコネクションと繋がることが出来る。こうしたコネクションとは昼間の時間帯はなかなか遭遇出来ないものだ。
 
 外から見るとナイトライフでは人々はただ無駄な時間を費やしているだけにも見えるだろう。しかし、ナイトライフは創造的な空間でもあり、音楽、デザイン、ファッションにおける新たな方向性が模索され、究極的には都市そのものの生活と文化を豊かなものにしている。  
 
 ただ、こうしたナイトライフの創造性が発揮される場所は脆くもある。他のあらゆる場所と同様に都市のプレッシャー下にある。再開発に伴う移転やジェントリフィケーションで存続の危機にさらされている施設も少なくない。確かに、もしあなたがどこかで巨大で、上品そうなナイトクラブの前を通り過ぎたとして、その巨大な利潤を生む施設が、より小さく、独特の雰囲気をもった施設を潰すことで出来ていることは大いにあり得る。その原因は多くの場合、高騰する賃料や信用するに値しない役人たちの決定による。
 
 これこうした事態は、十分に保護や管理を考慮する価値がある。単純に市の行政や商業的な組織では問題は解決しない。ヨーロッパのナイトメイヤーたちの仕事の基礎的な考え方は、こうした行政と商業組織と常に一定の距離を保つことでもある。
 
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